集英社学芸単行本<br> 年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く

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集英社学芸単行本
年34日だけの洋品店 大好きな町で私らしく働く

  • 著者名:井形慶子【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 集英社(2021/08発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087817034

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内容説明

50代で何かを始める前提は、それが好きなことか、やりたいことか。幼い頃から憧れだった、自分の店。世間的に早いとはいえないが、気力も活力もたっぷり残っている50代半ば、人気の町・吉祥寺で、英国で探し集めた服と雑貨の店を始めた。イメージは、イギリスの小さな町にある、衣類から本、食品までを扱う“よろず屋”。物件探し、リフォーム、仕入れ交渉、初めての接客……ひとつひとつクリアして、夢をかなえた。英国情報誌の編集長とかけもちのため、年34日だけの営業だが、「ここにしかない物に出会える」と、開店を心待ちにしている顧客も多い。愛すべき居場所を手に入れた《ときどき店主》が、忙しくも満ち足りた日々を綴る。何か始めたい、働き方を変えたい人の背中を押してくれる、50代の奮闘記。
【本文より】
物を売るだけでなく、イギリスの生活文化や風土までお客さんに届けたい。扱う商品のほとんどは、イギリスの小さな工房や個人の手仕事。商品を仕入れる時は、お客さん一人ひとりを思い浮かべる。店の一日は何もかもが非日常で、何年経っても開店前日はハラハラドキドキ。毎回、お店の最終日には、私も店で買い物をする。そこには、年を重ねてやっと見つけたものたちが、よそゆきの顔をして並んでいる。

目次

1 これからの仕事は小さく好きなことを中心に
2 ストレスフルな高給取りより少額でも固定給の自由人がいい!
3 50代で始める小さな店作り
4 無理なく、ずっとお店を続ける工夫
5 英国流小商いで小さな洋品店オープン
6 洋品店という名の何でも屋
7 人生経験でこなす本格的接客仕事
8 店を始めて分かったこと
9 60代、好きなことでも未来は決めない
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

44
大好きな吉祥寺で個人でのんびりとしたお店を目指し、商店街の外れの老朽家屋を店舗付き住宅にリフォーム。ところが東日本大震災で頓挫。他の方が使うことになりました。これは残念。そして個人商店とは言い難い、所属していた会社内商店のような形での開店。34日間の販売での売り上げとなると、やっぱり経費込みでは高価となると思われます。つくづく自分のケチさ加減に呆れつつ、人生を豊かにという観点を持つ人には有りなのだと痛感。好きな町で好きな仕事。歩いて行かれる職住近接。素晴らしい。2022/01/27

K1

13
生活の質は、自由な時間の量と楽しみ方だー時間というギフトは、誰の上にも等分に与えられている。健康年齢はあくまでも平均。最期の瞬間まで無駄にしたくはない。2022/01/22

かめぴ

9
これほどまでに人生設計がしっかりされていると、自分も頑張ろうと思える。がまだまだだな。イギリスのよろず屋的個人商店て、それだけオシャレ。。しかも吉祥寺。あやかりたい。笑。2024/09/14

もけうに

5
読むだけでイギリスの風が吹き抜けていくような素敵な本。好きなことを自由にやっているようで、きちんと計画を立てて働くバランス感覚が凄い。苦労も多かろうが、本当に楽しくお店をやっていることが伝わってきて、読んでいる側まで幸せになる。イギリス好きなので、行ってみたくなるお店。2023/02/26

spike

4
英国と共に生きてきた名編集者が50代で自分の雑貨店を開く。それも年34日だけ。それも吉祥寺に。すごく素敵な人生だし、やりたいことがクリアで、それに向かって最速ではないけれど全力で進むしなやかさ。そして読むだにすばらしそうな店の雰囲気。自分は男性だからかそうやっておしゃべり含めゆっくり店内を楽しむのはそんなに上手ではないけれど、これはかなり憧れる。こんなふうに自分のやりたいことを見つけてマイペースで打ち込めないものかとひしひしと思う。2021/09/12

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