内容説明
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今や生活に欠かせないグーグルマップやGPSから、コンビニ出店計画、人流データ分析による感染症対策、防災のためのハザードマップ、持続可能な開発目標SDGsの実現まで、あらゆるシーンでGISは必須ツールとして活用されている。GISは2022年度から必修化される高校「地理総合」でも学ぶことになる。関心が高まるGISとデジタル地図の基本や活用の実例を、写真やイラストを使ってやさしく解説するシリーズ第8弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
16
2021年。地図情報の総合的なシステム。2022年から高校生の地理の学習範囲となった。地図には一般図と主題図がある。古くは紀元前、近代は軍事用。デジタル化は1950年代。中国では詳細な地図は一般流通していない。GIS。地図タイル。ベクター形式は、点と線で多角形。ラスター形式は、画素の数と属性。アドレス、分布情報、可視化。災害分野、DiMAPS。https://dimaps.mlit.go.jp/dimaps/source/copyright.html。ジオデザイン。オープンソースインベスティゲーション。2023/06/03
らっそ
10
ボンヤリしていた単語が定義できた2022/06/28
jackbdc
10
GISを高校生が学ぶ時代が到来するという。新しい技術でありどのように活用できるのか分からない部分もある。現状では私自身も道案内や距離や方角を参照する位の用途にしか利用していない。通読により幾つかの示唆を得られた。ひとつは基本的な手法:コンビニの立地情報を組み合わせて、出店密度や人口を色で識別できるメッシュや店舗からの同心円の表示等により理解を容易にする方法。もう一つは応用的な手法:ジオデザインやジオデモクラフィクスという新たな概念の発展可能性への期待について。視覚の認知特性を活かす手法に着目して行きたい。2021/11/27
conegi
7
GISは業務で関わる機会が多く、延べ15年は使っているのにも関わらず、しっかりとした学習は殆どなかった。本書で改めて学習。入門書だけあって、分かりやすい。今までなんとなくの理解で使用していた用語の正確な定義がようやくわかった。 今でも行政では有効活用されているが、比較的歴史の浅い技術だけあり、ビッグデータなどの近年注目されている要素との組合せはアイディア次第で幾らでも大化けしそう。また、GIS上級技術者なる資格があることを初めて知った。ちょっと調べてみるかな。2024/03/31
にゃーごん
6
前々から地図を見る際に、学校で習った覚えの無い地図記号があるなあとは思っていたけれど、桑畑の地図記号はなくなり、老人ホームの地図記号が作られるなど、時代の流れに応じて変化している模様。GISを活用した各種データの作り方は、名前は知らねど見たことはあるものも結構あり、こういのもGISなのか〜と身近さに驚き。来年から高校で地理が必修となるらしく、どこまで学習するのかは分からないけど、今やデジタル地図はなくてはならないし、データの使い方を学ぶのも重要なので納得かな。2021/11/12