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内容説明
「2人に1人ががんになる」といわれていますが、実は日本のがん検診受診率は先進国のなかで最低レベル。さらにコロナ禍により2020年度のがん検診は前年度より3割も減っています。このようにがん検診を「受けない人」がいる一方で、必要以上の検査を受ける「受けすぎな人」もまた問題なのです。放射線による体へのダメージや偽陽性だったときの精神的な負担など、過剰な検診には「不利益」があるからです。本書では、医師であり、がん検診研究の専門家である著者が、科学的根拠を基に、「受けたほうがいい」「受けなくてもいい」がん検診について詳しく解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobu A
7
毎年行っている癌検診。胃癌、肺癌、大腸癌、前立腺癌と一通り調べてもらっているが、胃癌だけ何故2年に1度なのか理由も知らなかった。コロナ禍で新型コロナウイルスを正しく理解し、正しく恐れるのと一緒で何の為の検診か考えさせられる啓蒙書。生活習慣病適齢期のせいか「日本人の2人に1人は癌になる」と言うもはや常套句と共にガン保険や人間ドックの喧伝を目にする昨今、癌にはそれぞれ特性があり、理解した上で正しく検診する必要性。日本が癌検診後進国等、国際状況も分かり、有益で勉強になった。国立がん研究センター研究部部長の著書。2022/01/01
DEE
7
そういえば自治体のがん検診の通知が来ていたな、と思いながら読む。 なんにせよ不足も過剰もよくないということ。2021/12/02
takao
4
ふむ2024/05/22
みどりちゃん
1
■がん遺伝子は親から受け継がない。生きてる過程でおきる細胞のコピーミス。本来コピーミスは免疫細胞により退治されるが、加齢、ストレス、喫煙、過度な飲酒等が原因で免疫力が落ちて退治できず成長してしまう■早期発見出来れば安価で良質な治療が即スタート■別の病で通院していてもがん検診でなければ見つからない■検査後にやばい時は当日か翌日には直電がくる■がん検診はシートベルト。ぶつけられても助かる可能性はあがる■X線CT検査は医療被ばくのリスクあり。超音波検査(エコー)はない。自治体のがん検診必須。人間ドックは自己判断2024/03/11