真訳 五輪書 - 自分を超える、道を極める

著者名：宮本武蔵/アレキサンダー・ベネット

PHP研究所（2021/08発売）

• ISBN：9784569849881

内容説明

晴れ渡る「空」には、善はあるが、悪はない。能力やノウハウといった「智」。プリンシプルに則して得られるアドバンテージ、すなわち「利」。そして、極めるべき「道」――。わが兵法の道に貫かれる「マインド（心）」は、一点の曇りもない「空」のごとく、限りなく澄み渡る。「地・水・火・風・空」の巻からなる『五輪書』の最後に置かれた文章である。二刀流で知られる古今無双のサムライ・宮本武蔵が遺したとされ、今も読み継がれるこの名著の現代日本語訳と解説に挑んだのが関西大学教授でニュージーランド出身の「実践する武道学者」である。剣道だけでなく、様々な武道に通じる訳者だからこそ、武蔵が示した「直道」や「実の道」の真意に迫ることができる。「拍子」「目付」「吟味」といった『五輪書』を読み解くキーワードにも新たな知見に基づく解説を試みた。自らの「武器」を研ぎ澄ますべく、世界に通用するサムライのプリンシプルに今、刮目せよ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[森林・米・畑]

『五輪書』の訳・解説はNZ出身の学者であり武道家！これは面白そうだと。また手に取った時に東京五輪期間というのも何か偶然。日本人より武士道を理解され、また外国人だからこその感じ方もあると思う。横文字も使いながらの訳なので読みやすかった。前回読んだ五輪書より分かり易かったのは自分が年を取っただけなのだろうか。この書をどう自分に生かすか？私は精神面で弱い所があるので、真剣勝負における精神状態(心の置き方)を磨きたいと思った。

2021/09/01

[Daiji]

カタカナが多すぎる気がするが、読みやすいには越したことない。 地の巻が一番気になるかな。

2022/05/05

[Koji Chiba]

現代語訳が分かり易かったし、事例を交えての解説は面白かった。自分の心の持ちようや姿勢、考え方は参考になりました。

2023/01/16