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内容説明
字が上手くなりたいと思ったことはありませんか? パソコン全盛の現代でも、やはり、はがきや手紙、あるいは履歴書など、直接ペンを執る機会は、ビジネスに限らずプライベートな場面でもずいぶんあります。そんなとき、くせ字や下手な字では損をしたり、恥ずかしい思いをすることもあるものです。字は、正しい方法で練習すれば、必ず上達します。本書では、永年、ペン習字指導に携わってきた著者が、美しい字を書くためのコツを丁寧に解説します。二本以上のよこ線は方向を変える、「かんむり」は広く大きく、「女」は一画目で形が決まる、「たれ」の中はやや右よりに、結びをまんまるい形にしない、字形はややへんぺいがよいなど、文字の実例を豊富に掲載。どこをどのように書けば美しくなるのかがよくわかります。字は、その人の性格や教養、ひいては能力までを表すとも言えます。本書を最大限に活用して、誰もがうっとりするような字を手に入れませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jun Shino
1
エウレカの多い本だった。「ことめらかさる」とりわけ小さく書く文字のこと。ひらがなは漢字より小さく書くのが基本で「ことめらかさる」はより小さくした方がいい文字だそう。漢字では白、日、田、口も小さくした方がバランスが良いらしい。ちなみに本で推してある記憶法ではなく私が勝手に作った言葉遊び。 店、厚などたれの中の部分はやや右寄りに書く、山や土などの小さく書いた方が良いへん、逆に紅や知などつくりを小さく書いた方がいいもの、よこ線は一本だけ長くする、ひらがなのむすびはまるくしない、などそうか、という事が多かった。 2018/11/17
鴨の入れ首
0
2004年刊。字を書くのが下手なのでずいぶん苦労したので、本書を手に取りました。役に立ちそうなコツや知識がたくさん書いてあって、何度も「なるほど」と感嘆しました。本書のコツをいくつか実践してみましたが、少しずつ字が綺麗になったような気がしています。平易な文章で分かりやすく書かれていたのも良いですね。読んでてためになりました。2024/10/22