文春e-book<br> お天道様は見てる 尾畠春夫のことば

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文春e-book
お天道様は見てる 尾畠春夫のことば

  • 著者名:白石あづさ【著】
  • 価格 ¥1,700(本体¥1,546)
  • 文藝春秋(2021/08発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784163914138

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内容説明

【スーパーボランティア 尾畠さんがすべて語った!】
日本を元気にする82歳の人生とことば

2018年、行方不明だった2歳児を発見し、一躍時の人となった尾畠さん。「スーパーボランティア」はその年の流行語大賞にもなった。尾畠さんとは一体どんな人物なのか。著者が3年にわたる交流を重ねると、意外な素顔が明らかに。毎朝8キロ走り、家の庭に生えた雑草を食べ、ここ十数年は病気知らず、全国の災害地を飛び回り、毎月年金5万5千円で暮らす――超元気な尾畠さんの知られざる人生と胸に残ることば。100枚近くのフルカラー写真も掲載!

目次
はじめに
序章  奇妙な生活
第1章 最後のイワシ(幼少期編)
第2章 包丁と足袋(修業と独立編)
第3章 抱き合ってな泣いた日(第二の人生編)
第4章 奮闘500日(東日本大震災編)
第5章 守り抜いた約束(2歳救出編)
第6章 土嚢とスコップ(広島・呉ボランティア編)
第7章 眠れない日々(東海道大騒動編)
第8章 愛しき由布岳(山岳ボランティア編)
終章 母なる太陽
おわりに

本書で紹介される尾畠さんのことば
■虫が穴を空けた野菜を食べるんよ ■酒は断つ、仮説住宅がなくなる日まで ■好きな言葉は「汗かく」「恥かく」「文字を書く」 ■人間ほど悪くて最低な奴はいない ■戦争で苦労した世代も食べ物を無駄にする ■天よりも高く、海よりも低く、五感を働かせて生きろ ■自分の人生を他人に委ねない ■「だと思う」と「想定外」は逃げ言葉 ■石にかじりついても生き抜く ■苦しい時こと、半歩でいいから外に出て ■口がうまい人よりも、手を動かす人が好き ■リーダーは、男より女性がいい ■政治家がダメなのは、選んだ国民が悪いんよ ■ロウソクの灯が消えるみたいに死にたい ■人生は、地球の瞬き一回分

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

85
何度も涙ぐみ、何度も尾畠さんの言葉を噛み締めた。最後の1ページまでが宝もの。ユニークで大きくて繊細で優しくて冗談ばかり。つぎはぎだらけの服を着た神様。苦労をこんな素敵な笑顔に変えることが出来るならば、それだけで生きていることに価値がある。「10億円の猫の絵よりも生きてる野良猫の方がずっといい」。そうだ。どんな小さな命だって、絵に劣るはずがない。たくさんの写真はみなカラー。日焼けした顔をいたずらっ子のようにクシャッとさせて笑う尾畠さん。人知れず抱えていた辛い過去も丸ごと、ずっと側に置いておきたい本。2022/05/08

けんとまん1007

62
お天道様が見てる・・・小さい頃、おばあちゃんから聞いた言葉。ここ数年、ようやく、その意味を感じられるようになってきた。尾畠春夫さんの生き方・言葉。自分の頭で考える・・のフレーズが印象深い。それは、自分自身、こころがげていることでもある。子どもの目線で考える、ボランティアは自分のため。相手を思うこころと謙虚さ。これまでの営みから生まれた哲学を感じる。2021/10/15

ショア

30
壮絶な人生。なにがあってもあの笑顔と人のためにという精神、実行力。明るいけど常にリスクを想定されている生き方。 笑顔に光る白い歯がきれいと思ったら入れ歯だった笑。それも幼少期の栄養不足が原因と。壮絶だ…本物の言葉が綴られいる。2022/07/30

jackbdc

13
オーディブル。心に染みる。表紙はいい顔している。行方不明の子供を見つけた功績は尾畠さんの凄さ知るための一面に過ぎないと感じられる。私には不遇と思える幼少期から青年期を過ごされ、堅実ではあるが決して派手さのない社会人生活を送られ、そして今悠々とボランティア中心の生活を送られる尾畠さんの日常の語りからは、古き善き日本文化的な哲学がにじみ出ている気がした。尾畠さんのような年長者が日本には沢山いて、そして勿論尾畠さんが尊敬する御母上様のような方が存在していた事を私たちは絶対に忘れてはいけないと思った。2022/03/13

はまななゆみ

11
この人は本当に純粋な人なんだなと思いました。自分に正直に今日を一生懸命生きる。日頃の悩みなんて些末なことだと改めて感じます。2022/05/13

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