内容説明
ル・コルビュジエの弟子として日本にモダニズム建築を浸透させ、文明批評家・登山家・探検家としても知られた建築家が見つめた未来。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぼっせぃー
2
「3つの建築家像」「コンクリート壁の表情」「都市住居論」「環境工学とは何か」「木の文化」「自然、何を自然というのか」「ファサードについての断章」「地表は果して球面だろうか」「好きなものはやらずにはいられない」「私の住宅論」。用・筋・愛への奉仕、木と石の世界、肉体内部という小宇宙、あそびと枠とねばならぬ、生活行為と隔離、など、様々なテーマに対し真摯な思索者であり、建築家としてものを考える人というよりは、この偉大な帰納家の演繹的出力として、また愛への奉仕、あるいは「あそび」として建築に取り組んだことが伺えた。2022/07/02
十文字
2
来年開催される予定の建築展の予習として。 吉阪隆正については、実はあまりよく知らなくて、ル・コルビュジエの弟子であることくらいしか知らない。 本書を読んで、建築家というよりも、教育者としての側面がよくわかったと思う。2021/10/28
55くまごろう
1
東京都現代美術館で吉阪隆正展を見たのをきっかけに、同氏の多くの社会的・文明批評的な言質に興味を持ち、本作を手に取った。先ず、思考が非常にきっちりしていて数学的・論理的だ(自分とは逆である)。そのため、基本考えが整理されていて分かりやすい反面、説明不足や言葉足らずの部分は非常に分かりづらいと感じる部分もあった。建築家であるが話はそこにとどまらず、大きく飛躍していく。既に50-60年前の著作であり、時代の違いも感じるが、それでも数々の現代に通じる物の見方が含まれているのは、先見性なのだろう。2022/04/15
毒モナカジャンボ
0
「食物も変われば私の経験だと三ヵ月で考えまで影響する。」2022/06/10
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