内容説明
「私には、『思い出の色』が視えるんです」
触れたモノの“色”にまつわる大切な記憶が視えてしまう少女・藤宮紅。
その体質が原因で人付き合いがうまくいかず悩んでいた彼女は、心機一転、幼い頃に見た「思い出の和菓子」を訪ねて、いざ京都へ。そこで和菓子屋『静閑堂』の店主・大江樒と出会い、紅の人生は徐々に色づき始めていく。他界した妻が残した紺碧の謎、さる貴人に頼まれた奇妙な注文、すれ違いの祝い菓子など『静閑堂』では様々な想いと悩みを持つ者との出会いが待っていて……。
しっとり切なく心を癒す、四季彩まとう優しい和菓子の物語をご賞味あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みにみに
10
触れたものに宿る強烈な色の記憶がときおり視えてしまう紅。そんな力を持て余すものの、幼い頃の憧れを追って京都の和菓子職人に押しかけ弟子入りし、お客の思い出を優しく紐解いていく。和菓子も含めた描写の雰囲気が良くて柔らかな謎解きも後味が優しい。素敵な和菓子の繊細さと色の広がりや美しさを存分に感じることができた。総じて好き。ただもうちょっと大正時代感は欲しかったかなぁとは思う。オーロラの件があったからまだ生きてる人の話として大正である必要はあったんだろうけど。2026/08/05
you
1
和菓子屋のゆったり感とほっこりする話が相まって心温まるお話でした。謎もなかなか深くて面白かったです。2022/03/21
おさと
1
大正感はあまりないけど…、オーロラの謎解きは良かったなぁ。この方の他の本も読んでみたい。2021/10/30
月華
1
図書館 新刊コーナーで見かけて借りてみました。短編3編。過去の映像が見えてしまう主人公の謎解き。優しいふんわりとした内容でした。2021/10/15




