内容説明
持続可能な未来は里山から始まる。
環境学者の立場から農山村地域再生の一環として若者の移住支援に取り組んできた著者。都会の生きづらさから逃れ田舎に移住してきた若い人たちの感じ方、考え方に持続可能な社会をつくるヒントがあると感じ、思索を深めてきた。私たちの心の底にある不安も、繰り返される生態系の破壊も、「おカネ」という物語に心が支配されているから。その物語を書き換えることこそが、地球も自分も持続可能となる一歩であり、その転換に最良の場所として、人間が生態系の一員であると感じられる自然(じねん)の世界=里山の可能性を説く。
【著者】
高野雅夫
1962年山口県生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科教授・博士(理学)。東海地方の山村部を主なフィールドに、若者の移住支援を中心にした農山村地域再生の研究および実践に取り組む。主な著書に『人は100W で生きられる』( 2011年)、編著に『持続可能な生き方をデザインしよう』(2017年)など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おさと
5
おのずからしかるべきようになる。大切な考え方が詰まっている1冊。2025/05/08
Go Extreme
3
里山世界と村の成り立ち―自然の一部としての人間の暮らし 里山とは何か―さまざまな生き物が息づく場所 村のルーツをたどる せめぎあう村と国家―自治vs.統制のゆくえ 森と農の物語 ― 自然から浮き上がっていく人間の姿 水俣と福島から「生国」を学ぶ―生命に対する責任とは 「おカネ」の物語から自由になる―巨大な力に翻弄されないために 解けなくなった人生方程式― 「人並みな暮らし」は幸せなのか 第2次移住ブームがやってきた―自分らしい生き方を求めて 「弱さ」の物語― 価値の大逆転 自然の哲学―物語を書き換える2021/11/06
pippibato
1
自分が目指していきたいもの。背中を押してくれる一冊です😌2023/12/19
pippibato
0
数十年前までは広く日本に広がっていたサステナブルな里山文化。それを変えて行ってしまったおカネの物語。 村の文化についてやこれから目指していきたい方向性について学べ、考えさせられる一冊でした😌2023/04/06
m a
0
田舎へ移住したい人にはぜひ読んでほしい。 里山の成り立ち、神仏と人との関係、日本の国のシステム、近年の移住について、生と死の捉え方などなど、この一冊に人として、日本人として知っておいた方がいいことがぎっしり詰まっている。濃い。そしてフォントが今風で読みやすい。2022/10/16
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