学校選択制の政策評価 - 教育における選択と競争の魅惑

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学校選択制の政策評価 - 教育における選択と競争の魅惑

  • 著者名:山下絢
  • 価格 ¥4,180(本体¥3,800)
  • 勁草書房(2021/09発売)
  • ポイント 38pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326251506

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内容説明

2000年以降、一部の自治体で可能となった義務教育における学校選択制は、歓迎の声もある一方で見直しや廃止が行われるなど、評価は混在している。本書は学校選択制の実態について、アンケート調査をもとにした計量分析で実証的に明らかにすることにより、政策議論のためのエビデンスを提供しつつ、今後の課題を提示する。

目次

はしがき――教育における選択と競争の魅惑
 
序章 課題設定
 1.目的と背景
 2.本書の意義
 3.本書の問いと構成
 
I 保護者の視点からみた学校選択制
 
第1章 学校選択制と保護者の社会階層
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
第2章 学校選択制と学校の特性
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
第3章 学校選択制とソーシャル・キャピタル
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
II 教師の視点からみた学校選択制
 
第4章 学校選択制と関係的信頼
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.結論と示唆
 
第5章 学校選択制と教師の職務満足度
 1.目的と背景
 2.方法
 3.分析結果
 4.知見のまとめと示唆
 
III 展開と結論
 
第6章 米国におけるチャータースクールの実態と課題
 はじめに:チャータースクールをめぐる近年の動向
 1.ニューヨーク市におけるチャータースクールの概要
 2.チャータースクールの成果
 3.教育政策におけるトレードオフ
 補遺:チャータースクールの効果検証の方法論
  
終章 知見のまとめと今後の課題
 1.得られた知見
 2.含意
 3.残された研究課題
 
補論1 教育改革の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
 はじめに
 1.各政策に対する評価
 2.教員の意識改革
 3.政策上の課題
 
補論2 学校選択制の成果と課題――品川区における教員・保護者アンケート調査から
 はじめに
 1.学校に対する保護者の満足度
 2.保護者の関心、責任に対する意識の高まり
 3.学校情報の公開
 4.学校と地域の関係
 5.教育委員会の支援
 
文献一覧
あとがき
初出一覧
付記