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内容説明
GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)をはじめとする米国のテクノロジー企業や、いずれGAFAのような巨大企業に成長する可能性を秘めたベンチャー企業には、共通する特徴があります。次の三つのメガトレンドに準じたビジネスを展開していることです。 (1)データを制するものが未来を制す (2)業界の壁を越える(コングロマリット化) (3)ハード/ソフトではなく体験が軸になる そして、この三つのメガトレンドは、これから5年、10年と続くトレンドでもあります。(中略) 本書では、日本の主要な業界における三つのメガトレンドの影響を深掘りし、具体的に、「どのような企業が、どんなサービスを手がけているのか」「これから先、日本企業が生き残るためには、どのような対応や施策を行なえばよいのか」について、お話ししていきます。できる限り、日本企業の取り組みや事例も紹介しています。単に危機感を煽るような未来予測ではなく、グローバルなトレンドに乗って事業を成長させるための方策も示すことを目的としています。――本書「はじめに」より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ポップ430
6
若干ブレてるものもあるがGFAに全く勝てない分野が多すぎて焦る。 高齢化になるとハイテク以外の分野で勝負するしかない。2021/10/28
マーク
2
29 参考になった。前のとにてたかな。 ⚫︎QRコードはデンソー。交通系電子マネーはソニー。当時は世界でも進んでいたが、充分データを活用できなかった ⚫︎クラウドによる自動運転⇨ロボタクシー⇨自家用車激減 ⚫︎AmazonCARE撤退^_^ ⚫︎三菱UFJ 515→200店舗 2023末 ⚫︎民放製作費数百万円Netflix1.5兆円 TikTok ⚫︎伊藤忠 時価総額第一位 ⚫︎クラウドを自前でもつグループが強い 2024/01/20
ほうむず
2
○家電 →現在、重要なのは、ソフトウエアやインターネットの情報、データの活用を通じて、「消費者が便利に思う体験をするために、どのようなハードウエア設計が1番か」考える →斬新な製品を次々と発表している企業の特徴 →明確なビジョンを持ち、どのような未来を想像していくのか。その答えをはっきりと持っている ○農業 →ブランド力を高め、価格競争に巻き込まれない →ブランドを見直し、強みを見極める →自分たちの農産物が、消費者の口に入るまでに、どのような流通経路を通って、どんなストーリーを描くのか、道を開拓する2022/09/28
ほうむず
2
○自動車産業のEV化の利点 →酸化炭素排出量がゼロ →充電ステーションの安価な設置費用 →エンジン車で約3万点の部品、EVは約2万点で、自動車の半額以下になる ○自動運転の広がり →自動運転AIの開発で必要なことは、圧倒的なデータと処理するアルゴリズムとクラウド →パソコンなどのOSに似ている →自動運転の安価の「ロボタクシー」の一般化 →人が運転したりガイドをしたりするサービスがプレミアムな高級サービスになる →自動運転が当たり前になると、移動中いかに快適に過ごせるかがポイント →家電メーカーの参入2022/09/27
ほうむず
2
○巨大企業に成長する企業の特徴 ①データを制するものが未来を制す →顧客に対するおもてなし →一人ひとりに最適な商品を圧倒的なデータをもとに提供する →アマゾン=顧客が興味ある商品を勧め、クーポンを表示 →ウォルマート=顧客との近さを活用しアマゾンに対抗、リアル店舗を倉庫とする ②業界の壁を越える「コングロマリット化」 →「うちは〇〇屋だから」は時代遅れ ③ハード、ソフトではなく体験が軸になる →「いい製品を作っていれば売れる」は合わない →「どのような体験をユーザーに届ければ満足してもらえるのか」 2022/09/26