内容説明
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【電子書籍オリジナルコメントを収録】東京2020パラリンピック パラアーチェリー代表選手となった著者の事故後10年を綴った感動の手記。 乗客・運転士合わせて107名が犠牲となったJR福知山線脱線事故から10年。当時19歳の大学生だった著者は、事故により首の骨を折る大怪我を負い、それまで普通にできていたことの多くが一瞬にしてできなくなった。将来に絶望しか見いだせなかったが、そこから救ってくれたのが周囲の人々や愛犬たちであった。障害を理由にせず、「何があってもあきらめない」をモットーに、新たな一歩を踏み出すまでを綴った感動のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mazda
32
今でも事故当時の映像を思い出しますが、あれだけの事故にも関わらず、よく生存者がいたものだと思います。岡崎さんはその中のお一人ですが、脊髄損傷により事故後ご自身の足で歩くことができなくなりました。でも、愛犬とともにフリスビー大会に出場されたりしていて、自分が彼女の立場だったらとてもそんなことできないだろうと思い、彼女のすごさを感じました。何かと不便な生活を強いられていると思いますが、これからも変わらずアクティブにがんばってほしいと思います。また、自分も岡崎さんの強さを見習いたいと思います。2016/01/15
ヒラP@ehon.gohon
11
JR福知山線脱線事故を知っている人ならば、あの列車の一両目に乗っていて助かった女性といえば、それだけで奇跡だと思うだろう。 そして、事故はいつか風化していく。 助かった女性が脊髄損傷という重大な障害で、絶望の底から生還したことなどはあまり知られていない。 この本と出合って、あまりに普通につづられているのに、後から驚いた。 女性の生い立ち、学生生活、事故、手術、リハビリ、就職…。 大好きな犬の話でまとめられた生きがい、夢…。 普通の女の子から、普通に生きることの大変さを教わったように思う。2016/05/14
しじみ
9
事故から15年ということで、読んでみました。この本の出版は今から5年前、事故から10年間の著者の闘いの記録です。ごく普通の女子大生がある日突如事故に巻き込まれ、車椅子ユーザーになってしまう。「できない」ことは増えたけど、視点を変えれば「できる」ことはたくさんある、という考え方は、障がい者のみならず全ての人に当てはまるだろう。筆者は自分の弱さも全て綴ってくれている。だからこそ、その弱さに克ち前へ前へと進む姿が勇気をくれる。1日1日を真剣に生き、新しいことにもどんどん挑戦しようと思わせてくれる1冊だった。2020/04/27
ヤマセミ
6
あの福知山線事故の一両目で、脊髄損傷という重い障害者となり、そこから立ち上がって復学、就職(ソニー)それも独り暮らし、そして起業とは、もうとにかくびっくり。人間ってそんなに前向きになれるの?え~うっそ~。と思ったけど、どうも本当らしい。2018/01/20
三色かじ香
5
明日で事故から17年。尼崎に引っ越してきた者として事故は知っておかなければならないと思って読みました。セキソンでフルタイムで働く人の例がない、という部分に(少し前の話ではあるが)驚きました。車いすでもできる仕事なんていくらでもあるだろうに。2022/04/24
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