角川文庫<br> 黙秘犯

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角川文庫
黙秘犯

  • 著者名:翔田寛【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 特価 ¥385(本体¥350)
  • KADOKAWA(2021/08発売)
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  • ISBN:9784041116326

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内容説明

住宅街で起きた大学生撲殺事件。不可解な点を残しながらも、目撃証言と凶器に残った指紋から犯人は確定したかに思われた。しかし、海水浴場での溺死事件と連続婦女暴行事件との奇妙な繋がりが判明し……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たーさん

19
どことなく昭和の雰囲気漂う「船橋署」シリーズ。夜間に発生した大学生殺し。目撃証言や凶器に着いた指紋から簡単に被疑者が割れ逮捕されるが完全黙秘…。今回も「冤罪犯」で活躍した埴輪の兵士こと香山巡査部長らが事件を追うストーリー。 大学生殺しの容疑者として逮捕された傷害の前科をもつ男。重い十字架を背負った被疑者を解きほぐす過程が良かったけどなんとなく古くさい(笑)でも刑事達が追う正統派警察捜査小説で良かったです。2021/08/30

すたこ

14
★★登場人物というか出てくる名前が多すぎて、誰が誰やら混乱しまくってしまった。そして事件に関わる主な人々が揃いも揃って自分のことしか頭にない奴らばかりで嫌になる。半分イライラしながら読んだ。刑事たちもなんか古臭いし。事件が繋がる様子はハラハラしたけど、ちょっとうーんって感じ。2023/09/04

りょう

9
ある民宿で働いていた腕のいい板前が、殺人容疑で逮捕されます。でも、なにも言わない。いくら調べてもこの板前のいい評判しか聞こえてこない。傷害事件の前科があるのに。民宿の息子の溺死、まえの傷害事件、最近立て続けに発生してる暴行事件、そこに有力議員の息子の影が。政治家の圧力がかかるなかで、過去の事件も洗い直そうとする現場の頑張りと、板前さんの辛い過去。最後には全部が、解き明かされて、すっきりです。2021/11/14

hiyu

8
背景までしっかりとしており、ついつい次のページを追っていた。少しずつ真相にたどり着くまでのドキドキ感も好みだった。なぜそこまで業を背負わせようとするのか。やるせなさの中にも一筋の光というか、温かさが何とも言えないもであった。2021/11/25

shun

6
2022年45冊目。今月は何故か読書が捗る。香山刑事の『〜犯』シリーズの第2弾。率直な感想は「うーん」って感じです。真相は予想通りだったし、最後の方は無理矢理真相に近づけていった感じがするし。前作で触れられていたのかもしれないけど、聞き込みの時の三宅の常に上から目線の口調にもクエスチョンマークだったし。決して面白くないわけではないんだけど、物足りなさを感じてしまいました。289ページの、色んな人間が世の中にはいるっていう部分には同感。2022/08/29

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