内容説明
ウイグル・香港は明日の日本の姿だ!
世界中を苦しめる新型コロナウイルス(武漢ウイルス)は、習近平政権の隠蔽によって拡大したのは周知の事実。
中国からの厄災は対岸の火事ではない!
香港の民主化を守り、ウイグルの弾圧に声をあげることは日本の国益!
■中共が香港メディアにおこなった恐るべき“脅迫”
■監視の目が光る「美しいウイグルの町」
■「監視社会の“恩恵”を見よ」という日本人
■10人に1人以上が「強制収容所」に!
■“農場の家畜”のように扱われる孤児院の子供たち
■在日ウイグル人の保護は日本の“国益”
■日本人には理解しがたい“人民”の熱気と狂気
■日本人の知らないところで中国は日本に戦争を仕掛けている?
■なぜマスコミは中国のことになると腰が引けるのか?
第1章 世界が中国の“正体”に気づいた香港問題
第2章 いまウイグルで何が起こっているのか?
第3章 日本人が知っておくべき「習近平」という“災い”
第4章 “チャイナ・リスク”と日本の対中戦略
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ののまる
13
ジャーナリストとしての矜恃と覚悟があとがきに綴ってあり、消されていく声を拾い上げる活動をずっと頑張って欲しいです。日本のウイグル研究学者は、ウイグル問題については保身に走っているヘタレだったのか。。。どうりで、チベットや香港や他の民族問題に比べて、学者が書いた論文も学問的蓄積もないはず。反中本みたいな見かけにしたら売れるから出版社が故意にやるんだろうけど、福島さんのルポは情報ソースもしっかりしてるしバランスもあると思う。2021/11/28
ミナ
10
この間、ウイグル問題について話すとウイグルで起きていることを知らない若い子が大半だった。かくいう私も香港ですごいことが起きているとは思ったもののそのすごいは表面的な理解しかしていなかったことがわかった。知らない見ない考えない、これが後々どんな評価として日本人に返ってくるのか…。「中国の移植用臓器は生きたまま保存されている」ゾッとする可能性だ。ウイグル人への虐待として豚肉食べさせているならハラール・オーガンではなくなるから、需要は下がるはず。もっとこの事実が広がらないだろうか。2021/09/26
安土留之
5
単純な反中本みたいだけど、しっかりとした取材と文献調査にもとづいた本。ウィグル、香港への理解が深まるとともに、習近平の弱点を描いていて興味深い。あまりに軍の粛清をし、お友達人事をしたので、軍の不満は大きく、そして、最大の不安要素が人民の反乱であるとのこと。マスコミであまり報道されない裏側がわかり、中国をより理解できるようになった。 最後の著者の言葉は重い。インターネット社会でジャーナリズムの「傲慢さ」や「不遜さ」が露呈した現在こそ、もう一度原点に返って言論の力を取り戻したいとの著者の言葉が胸をうつ。 2021/10/19
田中峰和
4
習近平批判の章が面白い。習近平は無能なリーダーで小学生レベル、気弱ないじめられっ子など、言いたい放題。だが、長老たちの習近平おろしを阻止し、3期目を決めて盤石の態勢を決めたようだ。彼が恐れるのは宗教。チベット仏教を抑え込んだが、イスラム教は一筋縄ではいかない。歴史上、聖戦を経験してきたイスラム教だが、中国が弾圧を続けるウィグル人が、その信者だからこそ恐れるのかもしれない。豚肉を食べないハラル食なので、ウィグル人の臓器をサウジに提供するというは怖い話。死刑囚の臓器移植は当たり前、臓器移植の先進国になった。2022/11/17
大島ちかり
4
今、この時期だから、この本は読んだ方がいいと思う。 ただ恐ろしいだけの習近平さんに対して、少し冷静に考えられるようになった。 戦争に勝つのは武器だけではないと思う。相手も恐がっているので、正しい判断力を磨くことだと思う。2022/03/09
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