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内容説明
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私たちは宇宙に憧れます。
星々の間を旅し、そこで誰かと出会う物語が、昔からいくつも編まれてきました。
そして、人類は宇宙に行くようになりましたが、地球外生命体は、長らくフィクションの中だけの存在でした。
しかしその常識は、この数十年で大きく変わっています。
研究が進み、生命の存在する条件を満たしそうな天体がたくさんあることがわかってきたのです。
そこで本書では、そのような太陽系の天体、さらに太陽系の外にある惑星についてご紹介していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
52
著者は科学ライター・ジャーナリストの荒舩良孝氏。この宇宙に私たち以外の生命はあるか? 近年大きく発展してきた地球外生命の研究に基づいて、天体ごとに研究の状況や地球外生命が存在する可能性などをまとめた本。写真やイラストがたくさん掲載されおり、しかもオールカラーがとても嬉しいです。1時間もあればあっと言う間に読めてしまう、宇宙好きにはたまらない一冊です。2022/03/16
neimu
44
頂き物。10年前に読んでいたらもっと感動したかな。ハヤブサブームだったから。それでも、天文関係、星関係に、星座以外の実質的な内容を持ったカラー新書版が出てきたことに感動。ただし、好きな人にはとても楽しいが、専門的だったり、星の固有名詞等は多少読みづらいかも。生命体が存在する星を探す、それは一つのロマン。単なる夢では無く科学的に調査可能かどうか、条件を満たす星を見つける内容は良いのだが、横書きの本がこんなに読みづらくなっているとは・・・。そう、この本は洋書と同じ開き方なので、ちょっと辛かった。2021/10/04
枝毛
10
面白い!!!写真やイラスト多め、平易だけど興味をそそる文章で一気に読めた。この広い宇宙のどこかしらに、なんらかの生き物いるんじゃないかなあ…なんてぼんやり考えていたけれど、この本には具体的にどこらへんのどの星にいる可能性があると書かれていてとてもわくわくした。宇宙や生命の起源、太陽系の生き物いそうな惑星、惑星探査機、調査法、たくさんの未知の系外惑星など、このページ数にしては様々な話題に触れられていて、ちょっと星に興味あるな~程度の読者にはいい塩梅だった。もっとこういうの読みたい!2021/09/24
どん
8
どのような条件の惑星に生命が生まれる可能性があるのか、その条件に合う惑星を身近なものから紹介してくれる。 2000年代に入って次々と生き物がいるかもしれないハビタブルゾーンの惑星が見つかっているが、地球から数十光年から数千光年の距離にある惑星。夢のような話。 発表された内容が整理されているだけかもしれないが、絵図が多く、説明内容もイメージしやすく、とても読み易い。2021/10/24
たいそ
7
2021年。地球外生命体はいるのか?最終共通祖先、極限環境微生物、ハビタブルゾーン、スイングバイ、太陽系外縁天体(TNO)、ホットジュピター、エキセントリック・プラネットといった用語を知ることができた。太陽系外の惑星についてはここ十年ぐらいに発見されたものが多く、全然知らなかったので興味深い話だった。「ドップラー法の登場から、系外惑星の発見までに10年以上の年月がかかってしまった理由の一端は…」のくだりは分野が違っても気を付けないといけない事だなと思った。「生命とは、いったい何でしょう」2021/12/25