内容説明
エッセンシャルワーカーとして注目を集める清掃従事者。その実態はどうなっているのか。気鋭の著者がごみ収集の現場を参与観察し労働体験することで、災害時の対応、大量廃棄、多文化共生などの問題をあぶり出し、地方自治のあり方を問う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てくてく
10
まずはごみ収集の現場が描かれているため、ゴミを効率的に集める上でのノウハウや苦労がよくわかった。ゴミ収集車と出くわした時に先に行ってくださいとばかりに作業を止める理由もわかった。効率化によって新規採用が行われなかったことによる弊害は、近年本当に問題になっていると思う。人は必要な時にすぐに調達できるモノではなく育てていくものだからだ。男社会だったごみ収集作業に女性が入ることによる変化、そしてただゴミを集めるだけでは済まない住民サービスとしての面も強く持つごみ収集の重要さを再認識した。あとは文字数が足らない。2022/02/17
あわせ味噌
5
図★4。示唆に富む良本でした。ゴミから社会のいろいろなことが見えてごみはゴミでない、向き合えばいろいろ勉強になることを教わりました2022/05/12
アンパッサン
4
涵養。コロナ禍でのごみ収集負担増は、素人でも想像に難くないが、それをこなしていく作業員(彼らは一種の技能者なのだ)の方たちには本当に頭がさがる。著者もその作業に従事されながら、現場の様子、その変化に着目されているのがよくわかる(てかすげえ)。苦心の現場(作業員、自治体、企業、街をきれいにしようとする人々…)でありながら、著者の前向きなとらえ方が明るみをあたえてくれる。白井エコセンター、すごい。2022/06/21
とろりんとう
4
清掃職員によるゴミ収集の大変さやノウハウ・知見を初めて知った。ゴミを出す側として、ゴミ出しに対する意識を改善しないと痛感した。新宿二丁目の取り組みは素晴らしく、この様に出す側の意識・モラル改善が住みやすい町づくりには必要だ。また、白井エコセンターのDX活用による業務効率化は他の業者も活用が進めば業者全体の効率化に繋がるので、行政が主導して達成して欲しい。2021/12/26
加藤 勤
3
ごみ収集という敬遠されがちな課題に、これほど正面から向き合った本は、他にないのではないでしょうか。秩序なくごみが排出されていた新宿二丁目を地元の不動産業者やゲイバーのママたちが協力してきれいな街に生まれ変わらせた事例は、興味深いです。感想の全文はhttps://ameblo.jp/bookstama/entry-12735378047.html2022/04/03
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