講談社+α新書<br> 自壊するメディア

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講談社+α新書
自壊するメディア

  • ISBN:9784065251959

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内容説明

バッシングを受けることも多い私が、
よく自分に言い聞かせているマハトマ・ガンジーの言葉です。
「あなたのすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。
そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、
世界によって自分自身が変えられないようにするためである」
                 (望月衣塑子)


いま一番肝の据わった記者と
最注目の映像作家が
コロナ無策、五輪断行、民意無視で暴走する政治権力に対し、
監視機能を果たせない巨大メディアの腐食を撃ち、
再生への途を熱く語る。

(目次)
第一章 安倍・菅政権の罪とメディアの使命 望月衣塑子
第二章 私的ドキュメンタリー論 五百旗頭幸男
第三章 権力を監視するメディア再生のために
第四章 自壊メディアの現実を超えて、新たな地平へ
あとがきにかえて 「緊急事態」の国内メディア 五百旗頭幸男
あとがき 権力維持が目的、手法は恫喝の政治 望月衣塑子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅうと

23
今の日本は政治もマスコミも腐ってる。さて、どうしたものか。2021/12/09

tetsu

22
★4 ジャーナリズムは死んでしまうのか?知りたいことを知しることができなくなる世の中になっているのでしょう。 桜や公文書改ざん、入管での不審死などなど常識的に考えればちょっと変。単に事実を知りたいだけなのに。 普通の人々が少額のお金を出し合って、既存のマスコミとは一味違うしがらみのないジャーナリズムを作り、知りたいことを教えてくれるような組織を作ったりしたら面白いのにねえ。 ちなみに、著者のひとり、五百旗頭幸男さんの苗字は、”いおきべ”です。恥ずかしながら知りませんでした。2021/10/11

jima

17
「文春砲と赤旗のスクープの連続。記者クラブからしたら屈辱じゃないんですか」「内部告発のリーク先が大手メディアに向かわなくなった」「歌舞伎のような劇団記者クラブ」(事前に質問を出しておき、用意した答弁書を読む)「東京五輪に3720億円の協賛金。朝日、毎日、読売・・・、が連なる。ニューヨークタイムスやBBCなど、欧米メディアが次々と五輪開催に疑義を唱える中、日本の大手紙と連動するテレビ局の中止に向けた言及の鈍いのは・・」等々。なるほど、衆院選投票の前に読んで良かった。2021/10/30

Koji Takahashi

13
《正しいと思うことを伝える》  与党から煙たがれている東京新聞の記者である望月氏、映画「はりぼて」で恥ずかしい議員たちの愚行で笑わしてくれた五百旗頭氏。  二人の共通点は、権力者たちに「にへらにへら」と媚びを売らず、正しいと思うことを発信し続けていることである。自分より権力や金を持っている者たちを、突き上げてなんぼという姿勢は大いに学びたい。  「言う側より、言われるヤツ」が悪い、日頃ニュースを見ていてそう思う。悪いことをするから言われるのであって、悪いことを問題視し伝える側は「正義」である。2021/10/13

MK

11
今これを書いている2021年9月、自民党の総裁選をめぐって、特にテレビでは騒ぎすぎの感がある。 野党が憲法53条に基づいて開会を求め続けてきた国会も開かず総裁選に明け暮れていて良いのかと思うが、メディアが自民党の広報のようになってしまっているのは、やはりおかしい。 「あとがき」で、歴代の衆院選の投票率を見ると、過去三回の総選挙が歴代ワースト3ということが書いてある。 望月さんも書いているが、投票に行かないことは、政府に白紙委任状を渡すことにほかならない。 今度の衆院選には、多くの人に投票に行ってほしい。2021/09/22

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