文春新書<br> 明日あるまじく候   勇気を与えてくれる言葉

個数:1
紙書籍版価格
¥880
  • 電子書籍
  • Reader

文春新書
明日あるまじく候 勇気を与えてくれる言葉

  • 著者名:細川護熙【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 文藝春秋(2021/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166613236

ファイル: /

内容説明

欲無ければ一切足り 求むるあれば萬事窮す    良寛
政をなすの著眼は情の一字にあり         佐藤一斎

90年代には総理大臣も務め、現在は陶芸や日本画を描く芸術家として
活動している細川護熙氏。
これまでの人生を振り返ると多くの言葉が、生きる糧となってきたという。

「若いときから本を読んで気に入った章句があると、できるだけメモを取るようにしていた。
何度も何度もその章句を読んで心の襞に焼き付けておくことによって、何か問題にぶつかったときに、
ハッと悟って、その語録が行動指針となる」(まえがきより)

先行きの見えない現代社会の一灯になればと、これまで書き留めてきたノートから
自分を創り上げてきた「言葉」を紹介する。

聖書やプラトン、道元、良寛から白洲正子や自らの小学校の先生の言葉など全50本。
単に章句の紹介に留まらず、自身の経験、政治家時代の体験、細川家に伝わる貴重な
史料に残るエピソードなどを交えたエッセイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るるぴん

3
政治家よりも芸術家が向いている気が。いにしえの哲学者などの書物を読み込み、自分の考えをしっかり持った単なる流行や易きに流れないブレない姿勢。権力にしがみつかず、引き際も心得ていらっしゃる。人としては信じられるけど、黙して余計な事を語らずという姿勢は今風ではないかな。けれど、日本から消滅しつつある絶滅危惧種の教養人だと思う。 2022/04/08

saboshi

2
自分が好きな人なんだろうな。2022/02/28

にゃるねんnnn

2
ちょっと私とは次元の違う格言の数々。こういうのを理解できる大人に…永遠になれないかも知れない。(苦笑)2022/02/02

Go Extreme

2
生き方について:明日あるまじく候 腹六分で老いを忘れ、腹四分で神に近づく 意志について:酣宴爛酔の余といえども、一坐の工夫なければ眠らず 古人刻苦光明必盛大也(古人刻苦 光明必ず盛大なり) 情について:政を為すの著眼は、情の一字に在り 正道を踏み、国を以て斃るるの精神なくば、外国交際は全かるべからず 教養について:もし無人島に配流の身になったらどんな書物を携えていくか 教養とは思いやり 理想について:寄せて在り芙蓉第一峯 その国がどんな法律をもっているかより、どんな詩と歌とをもっているかが私にすれば重大2021/09/07

かんな

1
あらかた持っていると余裕(-.-)こんな心境になるために今日も働く。2021/10/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18377975
  • ご注意事項