徳間文庫<br> 14歳、夏。

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徳間文庫
14歳、夏。

  • 著者名:鳴海章【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 徳間書店(2021/08発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198946678

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内容説明

いのちはなぜ失われるのか…コロナ禍で慌ただしい医療現場で、研修医の持田友親は十数年前の夏に思いを馳せるのだった。帯広のじいちゃんの家にはでっかい馬がいた。ばん馬で活躍したタイコ。老齢だが数日後に開催される草ばん馬で優勝を狙っていた。絶対に勝つんだ!という従兄のヤスの熱の裏に悲しい現実が潜んでいるとは知る由もなかった。両親の離婚問題で傷心の少年が心を寄せた一頭の馬。その出会いと別れを通して、いのちとは何かを考える感動作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

高箸やすめ

2
鳴海先生作品は、やはり雪に願うことの原作が好きだったので、今回ばんえい競馬を題材にしたものが読めると楽しみにしてたんだけど、そういうことではなかった。それが残念ということではなく、お気楽に読めなかったというだけで、とても大切なことが詰まってました。2021/10/17

ポール

1
主には主人公が夏の北海道でばん馬とその家族と過ごす話。命の大切さは分かるけど…正直、ダラダラ長かった。エピローグとの繋がりも微妙。2023/05/12

パーやん

1
木村友親、14歳。中二の夏休みに突然、祖父の暮す帯広の農家に送られる。同じ歳の従兄弟、ヤスは老愛馬トキノタイコーの手綱をとりばんえい競馬で勝つ事を目指していた。無理を強いれば馬は倒れる、勝てなければ屠殺される。ジレンマの中でヤスとタイコの選択は...。タイコとの生活を通して友親は命の尊さを学ぶが、この体験が医師となる友親の財産となる事を信じます。しかし、内容の割に話がちょっと長いかなぁ。2021/08/26

いちと

0
こちらも目が合ったシリーズ。 14歳という多感で揺らぐ少年の、夏の体験。 《現代》の物語の中で語られる想い出話のような本編のありようが魅力的。2022/05/14

中山バスター

0
一トン近くある巨大馬が橇を引いてで競うばん馬。完走できず砂の中に膝をついたまま動けなくなる馬もいるほど過酷な競馬だ。これは、ある一頭の馬と傷ついた心を抱える都会の少年との出会いと別れの物語◆輓馬をテーマにしてくれるのは競馬ファンとしてはありがたいのだけど、競走馬の死や負ければ馬肉ということを平気で書くのはフィクションとはいえ萎えます。物語の方も輓馬以外のことが多く、ダラダラしてる印象。厚さの割に読み応えはない。2021/10/29

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