責任あるAI―「AI倫理」戦略ハンドブック

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責任あるAI―「AI倫理」戦略ハンドブック

  • 著者名:保科学世【著】/鈴木博和【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 東洋経済新報社(2021/08発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 600pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492762561

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内容説明

「暴言」を吐くAIチャットボット
「人種差別」をする犯罪予測AI
「男女差別」をする人材採用AI・与信審査AI……

AIの「暴走」をどう防ぐか?

「技術」「ブランド」「ガバナンス」「組織・人材」
4つのアプローチで「責任あるAI」を実現する

「責任あるAI」のベースにあるのは
「人間中心」のデザインであり、人間が意思決定の中心となることである。

「責任あるAI」実現のために守るべき規範が「AI倫理」である。


【主要目次】
Part1「責任あるAI」「AI倫理」とは何か?
●なぜ今「責任あるAI」が重要なのか?
 ・デジタルツインの波とAI
 ・労働生産性におけるAIの貢献
 ・意思決定におけるAIの役割
 ・加速するAIへの法規制

●求められる「AI倫理」とは?
 ・アシモフの「ロボット工学原則」と抜け穴
 ・AIのガイダンス制定の世界的な流れ
 ・「責任あるAI」と5つの行動原則「TRUST」

●AIの潜在的リスクに備える4つの観点からのアプローチ
 ・AIに混入する潜在的リスクとは?
 ・各産業分野におけるAI適用と考えうるリスク
 ・AIの導入・定着のために求められる施策とは?

Part2「責任あるAI」を実践する4つのアプローチ
●技術のリスクを防ぐアセスメントの方法
 ・AIの開発プロセスで忍び寄るリスク
 ・リスクを表面化させるアルゴリズム・アセスメント(AA)とは?

●ブランド価値を守り、高めるESGアプローチ
 ・ESGによるブランド価値の創出・向上
 ・AI開発においても無縁ではない「環境」意識

●ガバナンスにおける効果的な「火消し」の方法
 ・AIガバナンスのロードマップ
 ・日本企業で導入が広がるAIガバナンス

●組織・人材に「AI倫理」を根付かせる
 ・研修プログラムとコミュニケーション
 ・具体的事例を用いた演習
 ・リーダー企業になるためのチェックリスト

目次

はじめに
Part1「責任あるAI」「AI倫理」とは何か?
●なぜ今「責任あるAI」が重要なのか?
・デジタルツインの波とAI
・労働生産性におけるAIの貢献
・意思決定におけるAIの役割
・ますます「人間の介在するAI」が重要になっていく
・頻発するAIのトラブルと「Black Lives Matter」
・加速するAIへの法規制
●求められる「AI倫理」とは?
・アシモフの「ロボット工学原則」と抜け穴
・AIのガイダンス制定の世界的な流れ
・「責任あるAI」と5つの行動原則「TRUST」
●AIの潜在的リスクに備える4つの観点からのアプローチ
・AIに混入する潜在的リスクとは?
・各産業分野におけるAI適用と考えうるリスク
・AIの導入・定着のために求められる施策とは?
Part2「責任あるAI」を実践する4つのアプローチ
●技術のリスクを防ぐアセスメントの方法
・AIの開発プロセスで忍び寄るリスク
・リスクを表面化させるアルゴリズム・アセスメント(AA)とは?
・統合的なアルゴリズム・アセスメントの必要性
●ブランド価値を守り、高めるESGアプローチ
・ESGによるブランド価値の創出・向上
・AI開発においても無縁ではない「環境」意識
・AIにおけるフェアトレード(倫理的調達)とは?
●ガバナンスにおける効果的な「火消し」の方法
・AIガバナンスのロードマップ
・日本企業で導入が広がるAIガバナンス
●組織・人材に「AI倫理」を根付かせる
・研修プログラムとコミュニケーション
・具体的事例を用いた演習
・リーダー企業になるためのチェックリスト
・「責任あるAIの実現」に向けての心構え
おわりに
参考文献
著者紹介

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わたなべ

7
AIを活用する上で問題となることの多い不平等や差別などといったAIの倫理性について書かれた本。前半でAI倫理を考えることの重要性や潜在的なリスクについて述べられており、後半では「技術」「ブランド価値」「ガバナンス」「組織・人材」の4観点からリスクに備えるためのアプローチが書かれている。近年ではAIの透明性や説明可能性などが問われることが多くなっているが、本書はそのようなAI倫理の概要についてうまくまとまっている印象(若干脱線も多い気がするが)。2022/04/11

もてぃ

4
現実にある差別・不均衡をAIが再生産・強化しないようにするために企業は何に気をつけるべきか?をまとめた一冊。性差別や人種・民族差別に加担することは企業にとってもリスクであるということが日本でももっと常識になると良い…けどそれには消費者である私たち一般市民の意識向上が不可欠だなと感じた。研究やビジネスでAIに関わる人はざっと目を通しておいたほうが良さそうな内容でした。2021/11/28

jackbdc

2
アクセンチュアによるAI活用戦略やガイドライン作成用のハンドブック。実用要素のみで構成されており、物語的なワクワク感を感じるものではない。AIの前に”責任ある”が付加されるのは、一般的にはAIは人間ではないため責任を担える存在ではないという前提に基づく。AIの機能を最大限に活かすためには、AIと責任をとれる存在である人間を一体にすること、つまり「人間中心」のデザインを構築することであると述べる。それを実現するための行動指針や規範をTRUST(信用・信頼・理解可能・安全・学び合い)という概念で表現した。2021/10/29

コウみん

1
AIが社会的にどんな影響を与えているか。 AIが人間を超え、人間の仕事まで代わりにやってくれている現代社会に私たちはいかにAIを扱わなければならないのか。 論文の参考資料として読んだが、AIの機能がどれだけ現代社会に影響を与えているが分かった。 2021/12/08

nosuke

0
今後AI構築事業に携わっていくものとして、精度向上とは別に倫理的に問題ないか、その指標をどのように設定すべきかを考えていかなければならないと強く認識。 ● 責任あるAIとは、顧客や社会に対してAIの公平性・透明性を担保する方法論。→その中心にあるのは「人間中心のデザイン」。人間が意思決定の中心となって研究・開発・評価・展開を行う。● AIにおいてはESGの観点が経営戦略上重要。→企業価値向上の実現にあたっては、倫理ガバナンス構築に対する意識改革とコミットメントを経営層から行う事が重要。2022/09/13

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