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内容説明
イギリス人が選ぶ「過去1000年で最も重要な曲」第1位、Queenの「ボヘミアン・ラプソディ」。6分近くある曲の長さや当時珍しかったPVなどユニークさの際立つ曲だが、とりわけその不可思議な歌詞にはいまだ多くの謎が残る。フレディ・マーキュリーがこの歌に込めたメッセージとは? あるいは意味など何もないのか? 洋楽ファンの映画研究者が膨大な資料をもとに、近年ささやかれている、ある「仮説」を検証する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
12
1999年、英音楽番組で「過去1000年で英国人が選んだ最も重要な曲」に選ばれた、QUEENのボヘミアン・ラプソディ。大胆な曲構成とともに、難解な歌詞を持つこのフレディ・マーキュリーによる作品をどう理解・解釈するべきか。従来から諸説あったが、映画研究を専門とする大学英語教師がその謎に迫る。フレディ・マーキュリーという故人の尊厳に最大限配慮しつつ、彼のプライベートに踏み込み、検証を試みる。私を含め、「ボヘミアン・ラプソディ」の映画化により、かつてのQUEENへの愛着を再燃させられたファンには堪らない1冊。2021/08/17
ココアにんにく
6
映画のいろんなシーンが読んでいて浮かんできました。コラム③の著者へのインタビューとあとがきで本を作る大変さを知った。おかげで曲の背景が随分と補足されフィクションの部分や実際を意識して、もう一度映画を見たくなる。ジョーンズのカミングアウト説は確証バイアスを感じる。抽象的な歌詞なので個々が満足する解釈でいいのかも。英国の階層社会や「ボラプ」という言い方wなども初めて知った。METの「キャンプ」は映像検索すると言葉では表現しづらい感覚が理解できた。名古屋のQALのライブの映像も見入ってしまった。2022/02/02
琉希乃
3
バンドやフレディの名前は聞いたことあっても歌詞が何て言ってるかまでは知らなかった。そう言えば何年か前に映画化してたなぁって思うくらい。 これを読んでボヘミアン・ラプソディーがこんなに謎に包まれてるなんて知らなかった。私的にはセクシュアリティは個人のことだから亡くなってる人だとしてもそっとしておいたら良いのに。大学でのセミナーが反響を呼びそこからQUEENを知って貰いたい気持ちから新書を執筆しようと至ったみたい。調べていくと様々な仮説が溢れていてまとめるのが大変そうだと感じた。2022/09/13
Koki Miyachi
2
タイトルに惹かれて選択。本当の答えは誰にも分からないと思うが、謎を解くプロセスを筆者と一緒に体験できる。純粋に読みモノとして面白いと思う。2021/12/04
Satoshi Kitazawa
2
あの歌詞にそんな意味や噂があったとは知らなかった。2021/09/30