岩波少年文庫<br> 雨の動物園 - 私の博物誌

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岩波少年文庫
雨の動物園 - 私の博物誌

  • 著者名:舟崎克彦
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 岩波書店(2021/08発売)
  • 読書を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン (~6/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001141467

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内容説明

7歳で突然母親をうしなった少年は,野鳥の飼育にのめりこみ,〈鳥博士〉と呼ばれるほどになる.さまざまな小鳥や小動物との出会いと別れを,克明かつユーモラスに描きながら,多感な少年時代を静かに映しだす自伝的作品.数々の賞に輝いた名著が,少年文庫となってよみがえります.

目次

雨の動物園┴ヒキガエル┴コウモリ┴トカゲとヤモリ┴コジュケイ┴犬┴ウグイス┴ヒ バ リ┴カッコウ┴モ ズ┴ヤマガラ┴鳥かごの家族たち┴モ グ ラ┴カルガモ┴リ ス┴十姉妹・錦華鳥┴エ ナ ガ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

39
作者の自伝的作品。挿し絵もうまいです。飼育した生き物の観察と死、童心に帰れた。面白いなと思えた本です。ほっペン先生も読みたくなった。2017/01/15

アナクマ

35
高度成長直前の東京。『ぽっぺん先生』の著者。7歳で失った母の影をおう自伝的動物交流記。◉コジュケイが捕まらなかったことに胸をなでおろすも「もし母鳥をつかまえていたなら…ひなたちはどうやって身を守るのだろう」。それには「一日でも早くつばさを持つこと」だと自答する著者。◉泰然と「遊ばれて」くれるヒキガエルや「世界中のセミをとりつくした家宝の竹竿」「何をしたって大丈夫なんだと気をゆるしていると、ほんのちょっとした不注意でみぞをつくってしまう」ヤマガラ、少年期と豊かな自然の終わりを象徴するエナガなどが印象深い。→2021/05/30

たぬ

14
☆4.5 博物誌と言えばルナールですが(※たぬ的見解です)、これはあちらさんのように「くだらねえw」と軽く吹きながら読むものではないのです。小学生時代に触れた身近な鳥やカエル、犬などの思い出が懐かしく瑞々しい。鳥類学者になりたかった作者さんならではのひたむきさと愛情にどうしたって笑顔にさせられてしまうよ。私も小学生の頃はその辺の草木や野鳥の観察を楽しんでいたっけと懐かしくなりました。2024/12/24

アヤ

7
図書館の本にオススメの本が書いてある栞が挟んであって、そこに紹介されていたのが本書。児童書だし紹介してもらわなければ手にとらなかったであろう作品。こういう出会いっていいねぇ(*´ω`*)中身は身近な生き物たちと過ごした子供時代の話。『銀の匙』や『夕べの雲』っぽい。カルガモの話がお母さんを亡くした喪失感とかさなってじわんとした。2017/02/23

ぱせり

6
「子どもから少年へ、少年からおとなへ」まるでそれぞれの時期を、脱皮するように脱ぎ捨てて大きくなる作者に、彼と関わった生き物たちは、次の時代への橋渡しをしているようだった。東京も、高度成長という道を歩み始めたころである。森が消えて、カッコウもリスも、アオバズクも、どこにいったのだろう。2020/07/31

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