内容説明
改憲論議の高まりのなか,教育基本法が改正され,国民投票法も成立.その流れに危機感をおぼえた著者が明日の主権者として未来を生きる若者たちに,日本国憲法の持つ力と価値をあますところなく伝えるとともに,自立した市民としていかに生きるかを説く.雑誌『世界』連載中から大好評だったコラムをまとめた1冊.
目次
はじめに┴第1限「憲法の理念」ってなんだろう┴「世界に一つだけの花」┴守らなくてはならないのは誰?┴「憲法改正」を考えるヒント┴「戦争放棄」の理由┴攻められたらどうするの?┴第2限 自分の幸せを自分で決める権利とは┴黙っていたら人権はない┴オリンピックは誰のため?┴プロ野球選手がストしていいの?┴「公共の福祉」ってなんだろう?┴公務員の人権が制限されるワケ┴「普通の国」と「日本の独自性」┴第3限 「自由」と「義務」について考える┴「表現の自由」はなぜ大事?┴嫌いなのは自由,歌うのは義務?┴教育は何のために?┴あなたも私も納税者┴「教科書検定」を憲法からみると┴教科書を選ぶとはどういうことか┴私たちはなぜ選挙にいくのか┴「よくわからないけど小泉さんが好き」?┴首相の靖国参拝と裁判所の役割┴ビラ配りは犯罪か?┴第4限 憲法改正は必要性なのだろうか?┴憲法は押しつけられたか?┴平時になんで新憲法?┴「国民投票法」を考える┴学校で強制される「愛」?┴表現の自由と国民投票┴住基ネットはなぜ危険なのか┴戦後レジームからの脱却┴第5限 国民としての主体性とは何か┴女性天皇の是非も私たちが決める┴黙秘権は何のために?┴犯罪の相談だけで処罰される!?┴被害者の人権と被告人の人権┴被害者参加制度┴裁判員制度┴第6限 平和な社会がつくるもの┴「敵基地攻撃論」と暴力の連鎖┴日本の国際貢献┴米軍再編と地方自治┴憲法から考える自民党総裁選挙┴安倍「改憲」で「美しい国」に?┴平和と福祉の強いつながり┴第7限 憲法の持つ力┴違法でなければそれでいいのか┴環境問題┴議員定数不均衡問題┴力と民主主義┴明確性の理論┴外国人の人権┴貧困と憲法┴憲法の力┴おわりに
感想・レビュー
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白義
はぎはぎ
あさって
スカイシアン(生茶)@憎き数学を退治
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
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