- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
混迷の時代こそ、2000年続く“不変のことば”に耳を傾けよう――。元外交官で作家の佐藤優氏は、幼少期からキリスト教に親しみ、同志社大学神学部1回生のときに洗礼を受けてから40年以上、その信仰は一度も揺らいだことはない、と話します。逆境にあるとき、挫折のとき、困難のとき、キリスト教はいつも著者のそばにいて、人生を支えてくれました。この本では、人間関係や仕事、恋愛など、さまざまな人生の悩みの解決策をキリスト教の立場から教え導きつつ、はじめてキリスト教にふれる人にもわかるように、基本キーワードやイエスの生涯、聖書の名言などを、著者がやさしく解説していきます。宗教に特別な関心をもっていない人にも心強い味方になる「人生の指南書」です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空猫
43
タイトルに偽りなし。しかも人生相談付き(対中学生)。仏教(日本人感)の「善い行いをすれば天国へ」「因果応報」「輪廻転生」もキリスト教では「全て神がお決めになること」。「明日のことは明日考える」は聖書からだったのか。人間は生まれたての赤子ですら純真無垢ではなく原罪にまみれている。「仏の顔も三度まで」でなく「7の70倍まで赦せ」と。世界共通なのは「神(お天道様)は見ている」こと。神仏のお言葉、教えを守らなかったり、都合のいいように解釈したりするのはいつも人間の方だ。赦すのだ。皆罪人なのだから。2022/07/11
かおりんご
29
プロテスタント色が色濃く出ている。「神様の言うとおり」じゃないけれど、どうあらがっても、神様の言うとおりにしかならないなら、「御心のままに」と思う私はカトリック。できる限りのことは、してみちゃうけど😀心の持ちようを教えてくれる点では、聖書はいいと思う。普通に読むと難解なのが、たまにきず。2022/04/06
かわうそ
29
★★★★☆「カルヴァンは、神に与えられた自分の個性を生かし、自分の仕事を「天職」と考えて一生懸命励むなかで、「自分は神に選ばれている」という確信が持てるようになる、と言います」これが資本主義の発展を支えたというのがウェーバーが主張したことだ。それが正解かどうかは置いといてとても面白い視点なのは間違いない。禁欲が資本主義が産んだというのは一見突飛に見えるけれど。しかし、佐藤優さんにはプラグマティズム的な思想が根っこにある気がする。2021/08/12
funuu
15
あの佐藤優さんの本。。隣の韓国では総人口の約29%がキリスト教徒であるのに対し、日本では総人口の0.8%にすぎない。日本人の99%は、この宗教を信じていないのである。日本人からするとキリストが人間であり神であり一度死んで生き返ったあたりに拒否感がある。聖書を日本語に訳してしまったのでお経のように漢文にして呪文方式にすれば広がったかもしれません。ただその方式だと仏教の一派になってしまう。佐藤さんをみてると🇷🇺🇺🇦が引かないのもわかります。2022/05/31
Happy Like a Honeybee
10
先進国2/3以上で支持されているキリスト教の入門書。 佐藤優氏と同級生の話が印象的であった。 洪水のように商品に囲まれる現代。 モノではなく目に見えない世界が存在するのか? 新約聖書を手に取って、研ぎ澄まされた感覚を体験したい。2021/12/02