【増補版】シリア 戦場からの声

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【増補版】シリア 戦場からの声

  • 著者名:桜木武史【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • アルファベータブックス(2021/08発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784865980547

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内容説明

「もっと民衆蜂起の生の声を聞いてもらいたい…!」5 度にわたりシリア内戦の現場に入り、自らも死の恐怖と闘いながら、必死で生きる人々の姿をペンと写真で描いた貴重な記録。2016-18年の現状を増補。

「自著である『シリア戦場からの声』は第三回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞した。それが一つのきっかけとなり、新聞、ラジオ、テレビでシリアを伝えるという機会に恵まれた。口下手ながら、講演会にも呼ばれ、人前で私が見てきたシリアの現状を報告した。

 「シリアでこんな大変なことが起きているなんて知りませんでした」
 「どうしたらシリアの戦争を終わらせることができるのでしょうか」
 「これからはシリアのニュースを丹念に見ていこうと思います」

 講演会を終えた後、参加者の方々から様々な意見が寄せられた。それを聞いて、私が行ってきたことが決して無駄ではなかったのだと救われる思いがした。」(増補版 あとがき)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミケ子

4
TV『クレイジージャーニー』で著者に興味をもち、読んでみた。アラブの春・シリア・イスラム国(IS)・内戦・クルド人、とニュースで言葉は知っていても、自分からは遠いと感じてそれほど関心がなかった。この本で、単純な民衆蜂起の始まりから複雑になってしまった現状までを少しだけど理解することができた。著者は、中立の立場としてではなく、反体制軍に従軍して最前線での取材をしている。イスラム国は台頭前から関わらない方がいいと感じた直感・情報力にホッとした。危険な場面でも明るく、情に厚くて誠実な印象のため応援したくなる。2018/06/04

︎💓ひかる💓

2
いざシリアへ。日本でドライバーなど資金を貯めてからシリア大使館でビザの発行を求める少しの嘘を交え、ジャーナリストと言わずに。内戦、紛争と言えど戦争には違いない。いちジャーナリストには何も出来ないのです。小さな原爆を持って戦っている何故、小さな破片が身体にめり込んでそして、死ぬ。その人には身内や友や恋人それに子供も居るかもしれない…多くの方が悲しみ、そして憎み…憎しみは何も生まないのに…。多くの人が死ぬのは誰でも怖い、それは敵対する兵士も同じなのに何故殺し合うのか?日本に帰ったらなんでだろうホッとするネ。2025/07/11

アーク

2
ISの衰退と共にシリアの話題がマスコミで報道されなくなって久しいけれど、本書を読んで予想以上に深刻なシリアの内情が非常によく分かった。昨日まで普通に会話していた友人が、翌日には物言わぬ死体になっていたり、日毎に政府軍と反政府軍がオセロゲームの如く陣地を奪取しあったり、はたまたそれぞれの軍隊に対して抱いている感情も愛憎交じり合っていたりと、本当の戦争っていうのはこういう事なんだな、と思った。そして、命を賭して戦場に赴き、本書を綴った著者の勇気にも頭が下がる。シリアに再び平和が訪れることを願ってやまない。2018/06/21

Yuji

0
とても興味深かった。やはり反体制派も人によっては嫌われてるんだなー。戦場の項目は読んでるだけでも緊張感がある。結局政権側の勝利で終わってしまったか2024/02/06

たんか

0
クレイジージャーニーきっかけで読んだ。シリア内線がいかに複雑かが分かった。アメリカ、ロシアが絡んだらもう国内じゃなくて国際問題だね。2018/10/30

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