内容説明
ある日、突然、配偶者が我が子を連れ家を出る。
残されたほうの親は茫然としながら、必死にその行方を捜す。
やがて、弁護士から連絡があり、配偶者はDVを受けていたことから離婚を望んでいる、と告げられる。
その後は、配偶者と直接話し合うことも、子どもに会うこともできない。
こんな「子供の連れ去り問題」が社会問題化しています。
数年前からこの問題に取り組んできた、ホワイトプロパガンダ漫画家・はすみとしこのマンガと、識者・関係者たちの文章、そして資料により、世界から非難を浴びるこの重大な人権問題の実情と構図、背景を、白日の下にさらす。
【執筆者(掲載順)】
上野 晃(弁護士)
はすみとしこ(ホワイトプロパガンダ漫画家)
ケント・ギルバート(米国カリフォルニア州弁護士)
エドワーズ博美(メリーランド大学講師)
杉山程彦(弁護士)
中野浩和(弁護士・弁理士)
石垣秀之(臨床心理士)
古賀礼子(弁護士)
藤木俊一(テキサス親父日本事務局長)
ポール・トゥジャー(フランスの当事者団体Sauvons Nos Enfants Japan代表)
発行:ワニ・プラス
発売:ワニブックス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カナッパ、ユイッパ
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(★4.0) 本の構成は首を傾げたくなるところもあるが、全体しては「実子誘拐」の問題を様々な視点から切り取り論考されているいい書籍だと思います。 「実子誘拐」の入門書として、国の事業に群がる品の悪い方の問題を垣間見る書籍として、反日的なリベラル派の行動が見え隠れする書籍として、子供の成長に2021/10/06
カジリック
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日本は拉致の被害国だと思っていたけど、外国からしたら加害国だというのはショックだったが、みんなに知ってもらいたい。2020/11/27
酒井 敦
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280頁で、いろんな記事のごった煮という感じもする。ただし、石垣先生のまとまった文章を読みたいという方にはいい本と感じた。この本の2割は、石垣先生の小論となっている。2020/11/24