双葉文庫<br> 未来

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双葉文庫
未来

  • 著者名:湊かなえ【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 双葉社(2021/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575524871

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内容説明

「こんにちは、章子。私は20年後のあなた、30歳の章子です。あなたはきっと、これはだれかのイタズラではないかと思っているはず。だけど、これは本物の未来からの手紙なのです」ある日突然、少女に届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという──。家にも学校にも居場所のない、追い詰められた子どもたちを待つ未来とは!? デビュー作『告白』から10年、新たなる代表作の誕生!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

JKD

202
「未来からの手紙」というカラクリよりも、重厚で緻密な物語の構成に圧倒されました。とくにエピソードⅠからの怒濤の展開とⅢの衝撃は圧巻。すべてを終わらせるために、過去を消し去るために、自宅を放火する心情が辛く切ない。それぞれが経験してきたことの先には必ず未来がある。読み終わって鳥肌立ちました。2021/08/25

fwhd8325

183
湊さんはあまり相性のよくない作家なのだけど、この作品は面白いと感じました。今まで、どちらかというと無機質な印象でしたが、この物語には血が通っているというか、作家の熱い思いが伝わってくるようでした。そして、あとがきを読んでそれが間違っていないことを感じました。人気作家の湊さんが苦しんでいたことを書かれています。そしてこの作品への思い。遅まきながら、湊さんを注目していきたいと思います。2021/12/23

ゆきこっち

174
何なん⁉︎もう下衆な大人ばっかりで嫌になってくる。お母さん目線の語りも読んでみたかった。2021/07/22

納間田 圭

171
20年後の未来の自分から一通の手紙が届いた…。それから始まる少女4人の話し。章子、亜里沙、真唯子、真珠は…それぞれが追い詰められ、それぞれが居場所がなかった。この題名なら…ここからその手紙で救われハッピーエンドな未来へ的なのだろうけど。その内容は…やはり彼女らしい強烈なイヤミス。とても平常心じゃ読んじゃいられない。耳を疑うような軽妙な口調で問われる…「おまえもやるか」って。それは…悪魔の言葉。ハンマーで一撃をくらったような衝撃が走った。さすが…あの「告白」を正統に受け継ぐという本作。読むとやばい2021/12/18

あきら

168
一気に読んでしまいました。 子供は産まれる環境を選べない。色々考えさせられる物語でした。 あとがきも必見です。2021/08/19

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