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内容説明
近年、デジタル化とDXという二つの言葉が耳目を集めています。デジタル化とは、狭義ではここ数年で次々と登場した人工知能やIOT、ブロックチェーンといった技術の活用を指し、広義ではIT化を含む情報システム化全般を指す言葉です。またDXとは、デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)の略で、デジタル技術を活用して、これまでにない商品・サービスを生み出したり、業務プロセスを変革したり、さらには企業のビジネスを変革することの総称です。デジタル化とDXは、グローバルな視点でみれば日本企業は周回遅れと言われており、それが国家をあげての課題となっています。デジタル人材を巡る現状を俯瞰すると、大きく二つの問題があることが分ります。量と質の問題です。量の問題とは、デジタル人材の総数が足りないという問題です。質の問題とは、デジタル人材のレベルが低い、または必要な分野の専門家が足りないといったミスマッチの問題です。
本書は、東京海上日動火災保険で三〇年にわたりIT戦略や業務プロセス改革といった仕事をし、働きながら大学で経営戦略やIT戦略の研究を続けた著者が、日本が持つこれらの課題に対する解決策を提示します。研究の一環としてユーザー企業のIT部門の方々に対して延べ数百時間に及ぶインタビューを実施し、運輸、製造、小売など、様々な業界の声に耳を傾けてきたなかで得た事例や情報も多数紹介します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅうと
14
日本も急いで取り組まないと取り返しのつかないことになる。デジタル人材育成は急務ですね。2022/11/07
チャー
13
国内企業のデジタル技術導入の現状を解説し、不足する専門的人材を育てることの必要性を記した本。実際に多くの企業に携わった著者が、現状を紹介しながら具体的に企業内のデジタル技術に関わる組織や技術の浸透度合いを記しておりわかりやすい。組織内外内のシステムをアナログからデジタルに切り替えることは時代背景からも必須になっているが、実態は人材も技術の活用も他国より遅れているのが現状。プログラミング言語も進化しており、過去の技術から最新の技術まで多岐にわたる。デジタル技術者には地道にコツコツ技術を学ぶ素養が求められる。2021/10/20
なっしー
9
昨今の日本企業におけるデジタル化、DXの実態を調査した内容で興味深かった。人工知能、IOTやブロックチェーンの技術やノウハウは、大手ITベンダーではなく、ベンチャー企業が有しているケースが多く、企業のITベンダー離れが始まっている。今後IT部門では真のエンジニアとスペシャリストを育成しなくてはいけなくなり、社内でデジタル人材の育成を行いながら、喫緊の課題を解決するために中途採用にも注力する必要がでてくる。情報セキュリティリスク管理が最も人材不足となり得る。2021/09/21
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