集英社文庫<br> ホラー作家八街七瀬の、伝奇小説事件簿

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集英社文庫
ホラー作家八街七瀬の、伝奇小説事件簿

  • 著者名:竹林七草【著】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 集英社(2021/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087442687

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内容説明

出版社で働く大和は、売れっ子ホラー小説家で高校時代の同級生の美女・八街七瀬の担当編集者として、ドSな彼女に振り回される日々を送っている。七瀬のもとに節分祭に関する不思議な体験談が書かれたファンレターが届き、二人は現地取材に行くことに。観光客を装うものの、集落の住人たちにはなぜか強く警戒されてしまい……。集落に伝わる「姿を見てはいけない神様」の恐るべき秘密とは!?

目次


一章 地味な文学少女と、ドSな美人作家
二章 大切な親友と、気の置ける友達
三章 真夜中の祭りと、片側な御神体
四章 妖怪の女王と、伝記好きなホラー作家

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

81
この令和の御代に成立させるには大胆不敵と云うより他はない設定ではないだろうか?昭和だよな(笑)…甲賀の村に伝わる言い伝え、いや禁忌に巻き込まれた少女、妖怪片輪車の伝承に符合する失踪事件に遭遇したホラー作家と編集者…おふたかたの秘めた恋心と後半に繰り広げられるアクションを除けばベタな展開であるが物語はミステリーを主軸に進行し、さりげなくピリッと怪異を絡ませて意外に読ませる。それにしても学生時代の中途半端な告白を真に受けて人生を狂わされた彼女の今後が心配だ。2021/07/10

眠る山猫屋

54
ツンデレっての?まさに見本のようなツンデレっぷり。伝奇的な因果もキチンと構築されているし、残酷でグロテスクな展開も巧み。ただし一番の読み処は、ツンデレっぷり。おい主人公くん、気づけよ・・・。『ヒルコノメ』より面白かった。“あとがき”も含めて(笑)2022/11/03

よっち

48
美人売れっ子ホラー小説家で高校時代の同級生・八街七瀬の担当編集者として、彼女に振り回される日々を送る大和。七瀬のもとに節分祭に関する不思議な体験談が書かれたファンレターが届き、二人で現地取材向かう伝奇ミステリ。観光客を装った二人を強く警戒する集落に伝わる「姿を見てはいけない神様」の恐るべき秘密。二人が巻き込まれる…ではなく七瀬がぐいぐい踏み込んでいく、集落のおぞましい因習もなかなかインパクトありましたけど、ヘタレ過ぎる大和のせいで七瀬も拗らせてしまった二人の関係の行く末も楽しみな続編に期待のシリーズです。2021/07/03

うまる

44
恋愛こじらせコンビが集落に伝わる風習の謎を追う。 強い女性ヒロインと伝奇の組み合わせや全体的な流れは面白いけど、『お迎えに上がりました。』の水準を期待するとキャラが残念でした。主人公の男性があまりにもバカ、というか記憶障害じゃないかと思うくらいの物忘れの上に、ヒロインのせいにしまくるという無自覚な性格の悪い奴でイライラしました。窮地に陥るのが常にこの男のせいなので、ヒロイン一人で行動してたら穏便に取材できたのになと思う。ほぼイライラして読んだけど、あとがきがとても面白かったので、読後感は良かったという…。2021/08/26

ひさか

42
2021年6月集英社文庫刊。書下ろし長編。ホラー作家の七瀬宛に届いた読者からの怪異に担当編集者と共に調査をはじめる…という展開のお話ですが、主人公二人がステレオタイプでやや魅力に欠けます。また、このアイデアで長編は苦しいかなとも。次作に期待します。2021/08/16

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