内容説明
自然も人も神様も
きっと昔は繋がっていたんだ。
2021年秋、アニメーション映画公開!
☆☆☆
母を亡くした少女・カンナのもとに訪れた、神の使いを名乗るうさぎ。
曰く母は韋駄天という神様だったそうだ。
日本全国の“馳走”を集めて届けるという使命を受けて、
カンナは走って出雲を目指すことに。
追いすがる鬼の子孫・夜叉とともに、森、街、山、海と神々の美しい座所をめぐる。
縁が日本を一つにつなぐ、原風景の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる
26
映画で気になっていたけど、観に行けなかったので読んでみた一冊。この本を読んで神無月の事を思い出した。でも、留守神様もいるって知ってるのに忘れて気味な薄情な私です。私としてはさらっと読めて良かったって思う反面、弥生の事、夜叉の事なんかをもっと詳しく知りたかったかも。あと、神様の事も。神奈と夜叉の対決ももっと見たかった。なんなら、シリーズでもって思ってしまいました。2021/11/24
芳樹
26
映画が面白かったのでノベライズ版もということで読んだ一冊。 韋駄天神だった母を亡くした少女カンナは、ひょんなことから母の代わりに、全国の「馳走」を集めつつ八百万の神々が集う神在月の出雲を走って目指すことになるのだが…。母の死を切っ掛けに大好きだった『走る』ことの意味を見失ってしまったカンナが、一緒に出雲をめざす鬼の少年・夜叉、神使のしろうさぎとの交流を通じ、その意味を取り戻す成長の物語でした。過去の自分に折り合いを付けて、しっかり前を向いて走り出せるようになったカンナの姿に感激です。2021/11/07
ちょん
24
1月に初めて出雲に行き日本海の美しさにガクブルの感動を味わってきたので、この出雲本は気になる‼️と思って読みました。映画ノベライズのためか子供向けなところは否めないけど(主人公の正確な年齢が全然分からないまはま話が進むのにイラッとなりました(笑))日本を駆け巡る主人公の姿は羨ましい。私もこんなふうに日本中を走ってみたい‼️2022/02/05
なみ
11
母を亡くした少女のカンナが、韋駄天として、日本全国の馳走を集めて出雲の神様に届けることに。 カンナの成長と、鬼の少年、夜叉との関係性の変化が見所です。 いなくなってしまった母親のために走っていたカンナが、自分ために走り出すシーンがすごくよかったです。2021/08/25
ひまわり
9
10月中に読むつもりが…気がついたら11月になっていました。私好みの本でした🎵ラン。韋駄天。出雲大社…よりも今は伊勢神宮に行きたいかな?2021/11/09