にっぽんのシギ・チドリ

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にっぽんのシギ・チドリ

  • 著者名:築山和好/ポンプラボ
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • カンゼン(2021/08発売)
  • 夏を先取り!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/29)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862556103

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内容説明

バードウォッチャーには「シギチ」の愛称で親しまれているシギ・チドリ類。
その多くは日本より北の地域で繁殖し、南の地域で越冬するいわゆる「旅鳥」です。繁殖地を目指す春と、越冬地を目指す秋、年2回の渡りの季節に日本に立ち寄ります。

そんなシギチによく出会えるスポットといえば、(種により違いはあるものの)干潟です。1万キロ超も珍しくない長旅の中継地である日本の干潟で、彼らはカニやゴカイ、貝類などをしっかり採食して出発に備えるのです。
なお、シギチの仲間は別種でも羽色や体形が似ており、見分けにくいことでも知られています。経験値を活かして微妙な色や配置、部位の形状や使い方、行動などの違いから種を識別するのは、知るほどにハマる「シギチ沼」のお楽しみのひとつ。とはいえ「シギチ見」のいちばんの魅力といえば、やはり渡来から渡去の瞬間に至るまで彼らが見せてくれる行動や表情の多彩さでしょう。
本書は、身近な野鳥たちとは異なるシギチたちの少々マニアな世界を、豊富な写真とテキストでひも解くビジュアルガイド。世界的にも減少が取り沙汰されているその生態に触れながら、渡り鳥の生命線である干潟をはじめとした環境を保全することの重要さが実感される一冊です。

【もくじ】
■プロローグ 待ってました! シギチ到来

シギチとは?/群れ/他種と?
はじめに

■PART-I シギチペディア(基礎知識)シギチってどんな鳥?/体形、色彩について/生態、行動について

生息(飛来)環境について/渡り、繁殖について

シギチに会える(かもしれない)エリア・スポット
日本で会える! (かもしれない)シギチ類リスト

■PART-II シギチアクション
離着水(陸)/採餌・食餌/威嚇・小競り合い/羽繕い/水浴び・水切り/
伸び(ストレッチ)/休憩(仮眠)・上方警戒/繁殖・育雛
スペシャルインタビュー 鳥類画家 氏原巨雄・氏原道昭両氏

■PART- III シギチファイル(シギチ! シギチ! ! シギチ! ! ! )
●シギ科
トウネン(チドリ目シギ科オバシギ属)
ハマシギ(チドリ目シギ科オバシギ属)
ミユビシギ(チドリ目シギ科オバシギ属)
オバシギ(チドリ目シギ科オバシギ属)
キョウジョシギ(チドリ目シギ科キョウジョシギ属)
アカアシシギ(チドリ目シギ科クサシギ属)
コアオアシシギ(チドリ目シギ科クサシギ属)
アオアシシギ(チドリ目シギ科クサシギ属)
……など

●チドリ科
メダイチドリ(チドリ目チドリ科チドリ属)
コチドリ(チドリ目チドリ科チドリ属)
シロチドリ(チドリ目チドリ科チドリ属)
ムナグロ(チドリ目チドリ科ムナグロ属)
……など

●セイタカシギ科
セイタカシギ(チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属)
ソリハシセイタカシギ(チドリ目セイタカシギ科ソリハシセイタカシギ属)

●ミヤコドリ科
ミヤコドリ(チドリ目ミヤコドリ科ミヤコドリ属)

●まだまだほかにも
ヨーロッパトウネン/オジロトウネン/ヒバリシギ/サルハマシギ/キリアイ/
アカエリヒレアシシギ/ウズラシギ/アメリカウズラシギ/コシジロウズラシギ
……など

写真家 築山和好氏 インタビュー

最後に「シギチとこれからも会えるように知っておきたいあれこれ」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

OHモリ

16
・野鳥観察を始めて2年になるが、シギチことシギ&チドリはどれも似たり寄ったりで識別の難易度は超高い! ・しかも旅鳥なので日本には、春と秋に北半球と南半球を往復する途中で立ち寄るだけの種類が多いし、春と秋でまた姿が変わったりするのでますます難易度が高くなる。 ・という訳で、ちょっとは勉強してみよう思って購入した一冊。シギチの識別ができるようになったとは全然思えないけど、シギチ大好きな人たちが書いた文章や記事を読んだり、満載の写真を見ているうちにシギチが好きになりそうな感じ。2022/10/25

クナコ

8
初読。Kindle Unlimitedにて。本書で愛好家はシギ・チドリ系の鳥をまとめて「シギチ」と呼ぶことを知った。チドリなどは海によくいる足の速い鳥、というイメージだったので夏に良いかと思い読んだが、日本にいる個体は多くが渡りの途中で、春や秋に見られるらしい。シギに関しては嘴が面白い鳥というイメージで、テレビで見たタマシギしか分からないので海にいることすら知らなかった。本書を読んで、主の識別が難しく一度ハマると奥深い種であることを教えられた。豊富な写真で紹介されているがほとんど見分けがつかなかった。2025/06/18

ぽけっとももんが

7
シギやチドリたちは日々干潟で貝を採ったりしているのですが、これが嘴を貝に挟まれてちょっと困ったりしている。著者は以前、U字溝に落ちたチュウジシギが、そこから脱した後にまるで恥ずかしい恥ずかしい、と言わんばかりに走り回るところを目撃したのだとか。そういう鈍臭い、いや味のあるところが魅力のシギチの写真がいっぱい。長い嘴が上に反ったり下に反ったりしているのは困ったりはしないのか。何か(捕食だろうな)に特化した嘴なのだろうけれども、進化っておもしろいなぁ。2021/11/26

アステア

1
鳥さんかわいい。メモ/シギ・チドリ類/毎年片道約一万キロの渡りをする。(赤道一周で約四万キロ)すごい!/鳥が「渡る」ということは長い間知られておらず、昔は、「冬眠する」とか、「ネズミなどの別の種に変身する」などと考えられていた/小型のシギの主な餌は、ゴカイなどではなくて干潟の表面のバイオフィルム/シギ・チドリは、プロでもなかなか識別できない/鳥の撮影は、種によっては30年かかってもまともな写真が撮れないものもある2024/07/15

Qfwfq

0
★4.52021/09/05

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