内容説明
ヘタウマ漫画家の本音がポロリ
ほんわか脱力エッセイ
後期高齢者の仲間入りを目前にして、まさかの認知症が発覚したエビスさん。
昭和、平成、令和を自由気ままに生きてきた、ひとりぼっちの達人にしてヘタウマ漫画の第一人者・蛭子能収さんの迷言至言が詰まった最新マンガエッセイ!
目次
I 珈琲は好きだが、違いはわからない
喫茶店/モテ期/競艇場にて/道に迷う/お金/配当金/グリーン車/遅刻/顎がはずれた/はみがき/葬式は苦手/高級クラブ/濡れ場/実力に見合った服/年賀状/富士山/散歩/夢/令和/休日と増税/タピオカ/オリンピック/雪道/免許返納/タクシー/うそと本音/リンゴ/とりあえず稼がなきゃ/新型コロナウイルス/触ってはいけない/濃厚接触/アマビエ/アポ電/あおり運転/いじめ/殺意とさすまた/自分だけの時間/死ぬのがこわい
II コートはどこへ行った
モノマネ/具志堅さん/食レポとロケ飯/歩くのは得意/太川さん/宿のごはん/ドラマ/鶴瓶さん/縄師/コートはどこへ行った/目標/平成/古希/デヴィ夫人/ジェジュンさん/記者会見/長崎/やりたいこと/生まれ故郷に冷たい?/父のこと/大好きな母を捨てる/母を取るか、それとも……/死ぬ前の一食/ああ、困った/憧れ/敗北感/めげずに憧れの職業に/なんとか漫画家になれた/原稿料/似顔絵/根本敬さん/熱湯風呂/東野さん/有吉さん/引退 /ゆるキャラ/CM/ラーメン
番外編1:骨折しました
番外編2:なるべく楽して稼ぎたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆるまる子
9
(2022年55冊目)エビスさんが認知症と聞いた時はかなり悪い状況を想像してしまった。しかしこの本を読みながら認知症と向き合っている姿がわかり少し安心した。喪われて(うしなわれて)いく記憶を描けたのはよかったって、そうだよなあ。 毎日新聞とサンデー毎日の連載をまとめたものだが、全部は掲載されていない。全部読んでみたかった。イラストがあり文章があり入り込みやすい。エビスさんがお話ししているみたい。奥様の事が大好き、バス旅のロケの話、競艇の話、故郷長崎の話などまだまだ知りたい事だらけ(2021年8月発行)2022/06/26
miya
5
蛭子さんのエッセイ。マンガ、イラスト付。お金が好き。だからいつまでも仕事をしたいし、ギャンブルも好き。ギャンブルでお金が増えることはないと知っているが、絶対にやめない。お金があれば舟券が買えるのにと思ってしまう。古希のお祝いに奥さんが金太郎飴を作ったら、そんなお金があるなら競艇資金にしたいと思い、デヴィ夫人から奥さんに指輪買ってあげなさいと勧められたら、ギャンブルに遣いたいなと思いながら渋々指輪を買う。嫌な仕事もギャラがいいなら引き受けてもいいかなというスタンス。そして奥さんが大好き。徹底しているし潔い。2022/04/08
山田申目
5
著者の絵は「へたうま」だいう評され方をされるそうだが、絵の素人と何か違う、と思わされるものだ。人物はへた、なのかもしれないが、それに付随する「もの」だったり、「ポーズ」だったり、絵の「構成」だったり、長年絵を描いてきた年季みたいなものが感じられる。機械の「ちょくせん」だったり、「光り方」だったり、省くところは省いて現代の複雑怪奇な時代を「で」「ざいん」している。2021/09/07
コウママ
3
蛭子さんのマンガとその説明?のエッセイ。ゆるいけど中盤は郷里に残したお母さんの話など少しジーンとくる。競艇の話が割と多くてホントに根っからギャンブル好きなんだなーと。蛭子さんが病気になってびっくりしたけど結構なお年なんだな…2023/03/22
ふうふう
3
★★☆☆☆『ゆるゆる人生相談』よりも、かなりソフトな蛭子さん。すごいおもしろい訳ではないが、なんとなく読み続けてしまう。雪のない富士山をパンツを履いてないみたいで恥ずかしいと表現していて、あー、アーチストなんやね〜と感じました。2022/05/01