内容説明
阪急電鉄、住宅地開発、宝塚歌劇団、百貨店事業など、生涯にわたってさまざまな事業を展開した小林一三。その目はいつでも「大衆」そして「家族」を見つめ、「夢」を持っていました。類いまれなアイデアをどのように形にしていったのか、紹介していきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiho♪
24
先日阪急を乗り鉄する前に読んだ本(児童向け)。鉄道を作っただけではお客さんは乗ってくれない。ではどうするか…沿線に百貨店や住宅地を建設し販売(月払いローンも日本で最初)。すごいアイデアマンだったのですね。 さらにアイデアは大衆の娯楽へと進んでいき、宝塚歌劇団、東宝、野球チーム(阪急ブレーブス)…と桃鉄もビックリな事業展開。本や茶を愛する文化人としても活躍。ドラマの主人公になれそうだなぁ。2022/05/23
templecity
5
小林一三の絵本版。小さい時に遺産を相続したので良い教育も受けた。鉄道を中心に電車に乗る人を作るということで住宅地を沿線に作ったり、宝塚歌劇団や野球チーム、百貨店を作るなど実に多彩な事業を展開してきた。オーナーであるが故に様々なことが出来たが、国民の生活を豊かにしたいという思いもあったのであろう。 2019/05/16
kaharada
4
鉄道は土台に過ぎず、そのあとの付加価値つくりこそが、一三さんの神髄。楽しさや家族。そこに身を当ててる実業家は稀有だったのかもしれないなと思いました。2023/05/14
ぷぅ
2
阪急電車や宝塚歌劇団を創設した人。また、住宅ローンや大阪で初めて動物園を作っている。様々な工夫で電車を早く走らせることに努力したり、駅に百貨店を作る、食堂で食券を導入するなど、常に新しいことを考えて行動に移す凄い人だと知った。2019/04/19
あきら
0
20210084 鹿島茂著の「小林一三」をより理解するために読んでみた一冊。子供向けなのでとてもわかりやすい。小林一三氏は本当に多くの事業や文化を作ったが、そのモチベーションはどこからきているのだろうか。なぜこんなにも沢山の事を成し遂げられたのだろうか。2021/12/29