内容説明
生きる喜び、人々への信頼――子どもたちに贈りたい60冊の本
『ゲド戦記』の翻訳や児童文学評論で知られる著者が選ぶ、60冊の「子どもの本」。
子どもに手渡す本、読みきかせる本を考えたい方々、子どもにかかわる仕事の方々に。
「『先生はどうやって、子どもに贈る本を選ぶんですか?』私の答えはいつも同じでした。……」(本書より)
【著者】
清水真砂子
1941年、北朝鮮に生まれる。児童文学者・翻訳家。2010年3月まで青山学院女子短期大学専任教員。主な訳書に、アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記』全6巻(岩波書店)など。
目次
1 「かわいい」がとりこぼすものは?
(『つるにょうぼう』『よあけ』など)
2 ひとり居がもたらしてくれるもの
(『わたしとあそんで』『まつりちゃん』など)
3 毎日は同じじゃない
(『トミーが三歳になった日』『グレイ・ラビットのおはなし』など)
4 「たのしい」だけで十分!
(『はなをくんくん』『かしこいビル』など)
5 子どもが“他者”と出会うとき
(『ペットねずみ大さわぎ』『点子ちゃんとアントン』など)
6 現在(いま)と昔とこれからと
(『なぞなぞの本』『あのころはフリードリヒがいた』など)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
37
著者は「ゲド戦記」の翻訳者との事。全く知らない方でした。60冊の本を紹介しているが、その理由がとても心に響き、納得できるものでした。読みたい本がいっぱい増えて嬉しい。2022/05/17
たーちゃん
32
子どもの本にこそ名作がある。読み終わってそう思った。子どもの時に夢中で読んだシリーズはきっと大人になっても面白いと思うし、子どもの時には理解出来なかった本が大人になった今こと読まなくてはいけないと思う。今年も残すところ半分。今年こそ少しずつその名作たちと出会っていきたい。2020/07/02
杏子
23
『ゲド戦記」の訳者さんだということくらいしか、清水真砂子さんについては知らなかったが。紹介されている本で読んだことのある本、知っている本はそれぞれ、17冊と18冊くらい。知らない本もたくさんあった。また知っていても未読のもの、来年、これらの本のいくつか読めればいいなと思う。年越しの本ということで、この本を読めてよかった。また来年、心をつかまれる本との出会いを期待したい。2019/12/31
ルル
22
大人の本は子どもには難しい、でも❗️子どもの本は、みんなが読めます(o^^o)そして、読むたびに味が変わる。素敵な本たちが、紹介されています^^2019/10/16
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
選書の参考に。岩波少年文庫の本の紹介が多く嬉しかったです。読んでいない本も多く、ついつい借りてしまいました。紹介文も丁寧に書かれていてつい読みたくなってしまいます。2020/06/17
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