ウィーンに六段の調 戸田極子とブラームス

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ウィーンに六段の調 戸田極子とブラームス

  • 著者名:萩谷由喜子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 中央公論新社(2021/07発売)
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  • ISBN:9784120054464

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内容説明

岩倉具視の娘極子は、幕末維新期の動乱の中で育ち、旧大垣藩主戸田氏共と結婚。ダンスと英会話が得意な彼女は、鹿鳴館の名花とうたわれた。

夫がオーストリア・ハンガリー特別全権公使に任命され、ともにウィーンへ。戸田家の音楽教師ボクレットは極子の演奏する日本の楽曲を採譜し、出版。ブラームスはその楽譜を手に極子実演を聞き、楽譜に書き込みを行った。

極子は日本と西洋音楽の交流の一端を担った。また、彼女の縁戚に連なるヘーデンボルク兄弟が現在ウィーン・フィルに在籍するなど、興味深いエピソードも紹介。



目次

プロローグ 《ウィーンに六段の調》

第一章 岩倉具視の娘

第二章 極子の結婚まで

第三章 氏共留守中の日本

第四章 鹿鳴館

第五章 戸田伯爵夫人極子

第六章 間奏曲

第七章 戸田伯爵夫妻ウィーンへ

第八章 ウィーンに響く箏の音

第九章 極子の後半生

エピローグ 極子の音楽遺産

あとがき 

戸田極子関係系図 

戸田極子関連年譜 

主要参考文献 

人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

80
守屋多々志画伯が描いた「ブラームスの前で箏を弾く女性」の屏風(表紙写真)を見て興味を持った著者が、その謎を探ってゆく。箏を弾く女性は戸田伯爵夫人極子…岩倉具視の三女である。本書では、西洋列強に伍するために奮闘する明治の女性たちが、生き生きと描かれる。戸田極子もその一人。音楽では、ブラームス、レメーニ、ディットリッヒ、幸田延、ボクレットなどが次々と繋がり、あの屏風の場面に至る。著者の筆は、推理小説を読むような面白さ。この本では、人と人が次々に繋がってゆく。人の関係って面白いなあ、女性って凄いなあと深い感動。2021/07/28

サケ太

19
ブラームスが戸田極子の演奏する筝を聴いている、表紙の絵画『ウィーンに六段の調』を起点に、岩倉具視の娘である戸田極子の人生を含め、外交に携わった女性たちを追っていく。更にはブラームスを含んだ音楽家についても語られていく。多くの刺激的なエピソードも含まれているのが面白い。戸田家に嫁いだ極子の人生は決してなものではなかった。外交の苦労や家族の死去。間違いなく日本の音楽史、外交史についても大事な人物。その人生の中で、演奏した筝はどのようなものだったのか、想像がかきたてられる。2021/10/16

どら猫さとっち

4
幕末から昭和にかけて生きた貴婦人戸田極子の人生と、ウィーンで六段の調を演奏し、ブラームスが聴いていたというエピソードを交えて描いた評伝。ちなみに表紙や口絵をある守屋多々志の「ウィーンに六段の調」は、僕も見たことがある。岩倉具視の娘として生まれ、才智に富んだ極子。そして、彼女の演奏と日本音楽に魅了したブラームス。時を超えて伝えたい歴史が、ここにある。2021/08/18

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