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内容説明
俺たちはどう死ぬのか? 数えきれぬ患者を診察した元・産婦人科医の精神科医と、数えきれぬ短歌を日々読み続ける歌人。万巻の書物を読んだ二人が、大きなモニターとソファのある精神科医の自宅で、猫を相手に語り尽くす、今考えられるもっとも考えなければならない死と生についてのすべてのこと。
【目次】
序 章 俺たちはどう死ぬのか?
第1章 俺たちは死をどのように経験するのか?
第2章 俺たちは「死に方」に何を見るのか?
第3章 俺たちは「自殺」に何を見るのか?
第4章 俺たちは死を前に後悔するのか?
第5章 俺たちは死にどう備えるのか?
第6章 俺たちは「晩節」を汚すのか?
第7章 俺たちは「変化」を恐れずに死ねるのか?
第8章 俺たちは死を前に「わだかまり」から逃げられるのか?
第9章 俺たちは「死後の世界」に何を見るのか?
第10章 俺たちにとって死は「救い」になるのか?
第11章 俺たちは「他人の死」に何を見るのか?
第12章 俺たちは「動物の死」に何を見るのか?
第13章 俺たちは一生の大半を費やすことになる「仕事」に何を見るか?
終 章 俺たちは、死にどんな「幸福」の形を見るか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
85
カッコつけではない本音の「死」への考察、というかお喋り。ゆるゆる・ぐだぐだ話す言葉だからこそ、構えずに自分の考えを乗せていける。「ヘタレ系ひとりっ子同士」のふたり。おじさんだけでのお喋りを、女の私はもちろん聞くことがないので、とても興味深く読んだ。しかもかなりユニークなおふたり。「天国にはゴキブリもいる」という話以外は楽しかった。2022/05/11
akihiko810/アカウント移行中
46
精神科医・春日と歌人・ほむほむによる「死」についての対談集。ニコ・ニコルソンによる漫画イラストあり。印象度A- コロナ禍のさなか、「死」についてとりとももなく語るお二人。理想の死に方、著名人の死、死に際を扱った作品や短歌など。まとまった結論があるわけではないが、なんとなくユーモアがあって楽しい。誰もが不可知な「死」については、深刻にならずにこの程度の温度感で考えるのがいいのかも。 春日が「ホテイの焼き鳥の缶詰に、爪楊枝が1本でなく2本あるところに、世界の善性と幸福感を感じる」という、世界のとらえ方が素敵2025/08/01
空猫
36
Dr.春日と穂村氏の対談二冊目。今回は「死」が大まかなテーマ。途中にマンガが挟まっていて、ツラツラと読むには具合が良い。「ヘタレ系一人っ子同士」とは言えやはり鋭い視点もあり。『君たちはどう生きるか』を「伯父さんのいる家族願望」だという話が興味深かった。タイトルは「神」の字が「ネコ」に崩れての言葉。本や映画の話題も多く、読みたい本がまた増えた。2022/03/24
ばんだねいっぺい
29
春日先生と穂村さんによる死を巡る対話。春日先生のニタニタ笑いながらのブラックユーモアを短歌で中和していく穂村さんという感じがした。2021/11/17
エジー@中小企業診断士
21
最後に表紙の種明かし。執筆活動をする精神科医(元産婦人科医)と現代歌人の対談集。60代と70代の男が二人でコロナ禍の最中に死について語り合うという空間。「ブルックリンの古い印刷工場を改装して住んでいる辛辣なコラムニストの棲み処」というコンセプトのマンション居室が気になる。男性は大人になると友人を作るのが苦手で孤独になりやすいという。この二人とネコ(メス)がいる。二人とも文学に明るく引用が次々と繰り出される。臨床現場に立ち続ける鬱屈した精神科医と大企業をドロップアウトした歌人の非日常なテーマ対談。ゆるい。2026/02/23
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