別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎

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別冊NHK100分de名著 果てしなき 石ノ森章太郎

  • 著者名:ヤマザキマリ/名越康文
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • NHK出版(2021/07発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784144072741

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内容説明

天才を超えた萬画家・石ノ森章太郎の「とてつもなさ」を語り尽くす一冊!

2018年9月に放送され大反響を呼んだ「100分de名著」スペシャル「100分de石ノ森章太郎」が、満を持していよいよ別冊ムック化!石ノ森章太郎の魅力・才気・緻密さを余すことなく語る尽くした一冊。4人の論考に加え、カラー口絵、竹宮惠子・島本和彦氏へのインタビューも載録。

[内容]
はじめに―石ノ森章太郎の「残留思念」が私たちを形作った
第1章『さるとびエッちゃん』ヤマザキマリ
竹宮惠子インタビュー『マンガ家入門』からすべてが始まった!
第2章『サイボーグ009』名越康文
島本和彦インタビュー「石ノ森先生が天才だと思う、ワタクシ的な理由」
第3章『佐武と市捕物控』夏目房之介
石ノ森章太郎略年譜
第4章『仮面ライダー』宇野常寛
○ほか:カラー口絵8ページ/ショートコラム「27歳で上梓した『マンガ家入門』」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akihiko810/アカウント移行中

25
NHK100分de名著の石ノ森章太郎特集。「さるとびエっちゃん」「サイボーグ009」「佐武と市捕物控」「仮面ライダー」の考察。印象度A  夏目房之介による「佐武と市」の解説が、漫画史の中に石ノ森を位置づける試みで大変良かった。石ノ森は偉大な漫画家であると同時に、「仮面ライダー」などのプロデューサーの側面としても偉大だった。あと、若い宇野常寛が「仮面ライダー」を語るのは、オタクの鑑で非常に良かった。 夏目房之介も語っているが、「佐武と市」は「芸術に肉薄する漫画作品」だと思う。おそらく、石ノ森の最も2023/06/14

kei-zu

21
各界の著名人が石ノ森章太郎の代表作を取り上げる。各人の「石ノ森体験」が楽しい。 私の個人的な経験としては、ソノラマ・コミックス版「仮面ライダー」にしびれた。同作は、本書で石ノ森の黄金期と指摘されている「佐武と市捕物控」と同時期の作品だ。 ライダーは、現代にも続くシリーズとなった。やはり人気シリーズの発端である「秘密戦隊戦隊ゴレンジャー」の開始を少年誌の誌面で見た際のワクワク感を今でも覚えている。 本書でも指摘があるように、石ノ森は偉大な「プロデューサー」であったと思う。2021/08/14

まっと

6
子どもの頃、父が職場で借りてきてくれて読んだサイボーグ009。そこが石森章太郎ワールドとの出会い。何度も何度も、そしてその後も様々な作品をむさぼり読んだものでした。今、石ノ森作品についての(自分にとっての)新たな視点を与えてくれたこの本、テレビでの放送は観ていませんが、これまたむさぼるように一気読み。そしてここに展開されている見方も念頭にもう一度、石ノ森章太郎作品に入ってみたくなりました。まずは久方ぶりの佐武と市から。2022/04/29

Iwata Kentaro

5
100分シリーズに外れ無し。今回も名越先生の009論とかとてもおもしろかった。が、薄い1冊に石ノ森全部乗せはやはり無理だったような。ヤマザキマリさんの安部公房はとてもよかったけど、今回はちょっと自分語りが多すぎてきつかったかも。2023/06/09

ミッキーの父ちゃん

3
ウルトラマンシリーズと仮面ライダーシリーズの対比が秀逸で、唸らされました。 佐武と市捕物控を読んでみたくなりました😌2023/05/28

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