わたしはドレミ

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍
  • Reader

わたしはドレミ

  • 著者名:平野恵理子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 亜紀書房(2021/07発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750516950

ファイル: /

内容説明

『五十八歳、山の家で猫と暮らす』で随所に登場した、かわいいけど、気まぐれなキジ白仔猫の〈ドレミ〉。
――ドレミの目を通した、人間との生活、自然とのかかわり、二人暮らしの毎日を丁寧に描くイラストエッセイ。


 わたしの名前はドレミ。この夏で五つになるキジ白猫です。
 三週間前からエリーと一緒に住んでます。
 それまでは、東京のリリーさんのところで可愛がってもらってました。
 リリーさんのおうちには仲間がたくさんいて、いつも一緒に遊んでもらってた。
 そして夏の終わりのある日、わたしはエリーのところへやってきたっていうわけ。
 一人暮らしのエリーのところに来たので、今は母一人子一人って感じ。
 ――本文より


賢いけど怖がりで、自分勝手だけど寂しがり屋で……。
猫の目から、世界はどんなふうに見えるんだろ?
猫の気持ちは、猫にしかわからない?



【目次】
■ わたしはドレミと申します

■ 大寒の朝
■ 日めくり
■ 朝のブラシ
■ 体重測定
■ ごはん
■ おやつ
■ 怖い顔
■ 期待には応えない
■ 回覧板の手さげ
■ わたしの寝場所
■ 眠り猫
■ わたしのトイレ
■ お引っ越し
■ お客さん
■ 雪
■ エレガントな足取りで
■ プレイ
■ たかいたかい
■ 京壁のキズ
■ キーボード
■ テンブクロ
■ 脱走
■ プリンセス天功事件
■ ムンちゃん
■ お医者さん
■ 包帯服
■ お留守番
■ 夢中なエリー
■ 不思議なソファー
■ シッポでお返事
■ 待ってなんかないもん

■飼い主のつぶやき
   ブラシ
   呼ばれても
   メインクーン
   瞳でアッピール
   猫激突
   小鳥狙い
   自分で快適に
   だんだん声が小さくなる
   邪魔することが生きがいさ

■ 飼い主日記

■ 飼い主によるあとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

100
平野恵理子さんの愛猫・ドレミとの日々の暮らしを、ドレミの目線で語った平野さんのエッセイです。でもね、語られている内容は猫の仕草や行動を飼い主目線で見て、猫には断りなしに勝手に想像している猫の気持ちなんです。それは、"自分の猫は賢くて怖がりで自分勝手で寂しがり屋なの"というどの飼い主も思っていること。私も自分の飼っていた猫たちに対してまったく同じように思っていました。だから、書いていてある内容のことごとくがピッタリ当てはまっちゃうのです。もう、"猫あるある"どころの話ではなく、涙が出てきちゃうくらいなの。2021/11/13

楽駿@新潮部

32
川崎図書館本。ねこらしいツンデレのドレミちゃんの目線から書かれたお話。私は今飼っている雄猫しか、一緒に暮らしたことがないので、話に聞く、雌猫のツンデレ具合が、なんとも楽しい。わぁ~って、側に行きたいけれど、そこでハッと気がつく。いやいや、ここで飼い主に媚びては、猫の沽券にかかわる。去勢した雄猫の、いつまで経っても、かまって、かまっての甘ったれ方とは全然別物。これぞ、猫のプライドって感じにカッコいい!猫は目線で9割語り、それでもわからない人間の為に、まれに鳴き声を使う感じ。にゃんこまつり2024参加中!2024/02/05

る*る*る

19
ドレミちゃんが手の中にいるような感覚で、この本読了。好きな作家の1人、平野恵理子さん。本中でのエリーさん。ややツンデレなドレミちゃん。少しずつエリーさんに気を許し、生活がドレミちゃん中心となってきたエリーさんの日々エッセイ。このドレミちゃんは、私が今1番好きなリリーさんから譲り受けたと知る。『あとがき』でも、猫を飼った事がない私の背中をポンポンと押してくれている!2021/08/04

K1

13
前回読んだ「五十八歳、山の家で猫と暮らす」では、ドレミ(猫)成分が少なめでしたが、本作品はドレミがエリーとの生活や自分のことを語りまくります。でも、一番笑ったのは、「飼い主のつぶやき」の中の「猫激突」ですけどね。2021/08/15

きょん

4
山の家で飼い主エリーと暮らす猫ドレミの日々のつぶやき。エリーが好きだけど好きじゃないふりをしたり、待っているのに待っていないふりをする。ドレちゃん、いじらしいね。かわいいね。猫がいると、生活はどんどんシンプルになる。旅行や外食やお茶も楽しいけれど、一緒にいる時間が何よりの宝物になるからだ。 2023/03/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17933944
  • ご注意事項

最近チェックした商品