内容説明
羽生善治永世七冠監修の、実戦の終盤局面を想定した詰み問題集。いわゆる「詰め将棋」は、終盤力アップにかかせないトレーニングですが、「持ち駒を使い切る」「受け方の持ち駒は残り駒全部」などの詰め将棋ルールは、実戦ではまず起こりえない状況です。本書では、より実戦の局面に近い状況でトレーニングできるように、「駒余りありルール」で、相手の駒を取りながら詰ますやり方や、相手の囲いを崩す詰まし方など、実際の終盤形を想定したドリルを136問用意しました。「頭金の形」「一間竜の形」など、局面のパターンごと、少しずつ変化をつけた問題を集めて出題していきますので、次々解いていくことで、実戦で「これは詰み形だぞ」と気づくセンスを養うことができます。なかなか勝てない方、必携の問題集です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。
27
◆詰将棋は本来、攻める側の持ち駒が残ってはいけないのが原則であり、その制約のために不自然な駒の配置となることが多い。 ◆本書はその原則を撤廃し、実戦でよく見るような配置で、いかに相手玉を詰ませるかに絞り、持ち駒が余る問題もOKとした。 ◆難易度は高くなく、スイスイ詰みを見つけられて楽しめる一冊だった。 ☆☆☆☆2021/10/25
drago @弘前城ソメイヨシノ満開中。
22
1年半ぶりの再読。 駒余りもOKの初心者向け詰め将棋。 難易度ぴったりで、今回も快適に楽しめた。 ☆☆☆☆2023/07/03
book-diary
1
20分で全問サクサク 2021/09/09
mkisono
1
最近3手詰めを頑張って練習したおかげで、この本の5手詰めや(ごく稀に)7手詰めを解くこともできた。類似の問題がいい感じに配置されていて、とても良い構成だと思いました。さすが君島さん。2021/06/27