LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる

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LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる

  • ISBN:9784822289003

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内容説明

★自分の視野を超えた知識が持て、一生の友人をつくり、
孤独ではなくなる、ただひとつの方法★
・つまらないギャグを言う人は、大抵人の話を聞いていない
・友情を深めるいちばんの方法は、「いつもの会話」
・みんな「自分には先入観がない」と思いがち
・つじつまが合わない会話をそのままにしておくとだまされる
・なぜあの人は「空気が読めない」のか
・「自分とは違う」グループに、人は「恐怖」を抱いている
・「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない
・「だれかの悪いうわさ」を聞くと、自己肯定感があがる

本当に優秀な人は聞く能力が異様に高い
「自分の話をしっかり聞いてもらえた」体験を思い出してみてください。それはいつでしたか? 聞いてくれた人は誰だったでしょうか? 意外に少ないのではないかと思います。
他人の話は、「面倒で退屈なもの」です。どうでもいい話をする人や、たくさんしゃべる人などいますよね。考えただけでも面倒です。その点、スマホで見られるSNSや情報は、どれだけ時間をかけるか自分で決められるし、面白くないものや嫌なものは、無視や削除ができます。しかし、それがどれほど大事でしょうか。
話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきます。また、他人の考え方や見方を、丸ごと定着させもします。話をじっくり聞ける人間はもちろん信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育みます。「自分の話をしっかり聞いてくれた」ら、自分の中でも思いもよらなかった考えが出てくるかもしれません。どんな会話も、我慢という技術は必要です。しかし、それを知っておくだけで、人生は驚くほど実り豊かになります。

目次

chapter1 
・「話を聞かれない」と孤独になる
chapter2 
・孤独を感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないこと
chapter3
・見知らぬ人よりも、「知っている嫌な人」に話しかけてしまう理由
Chapter4 
・友情を維持するいちばんの方法は、「日常的な会話」
chapter5
・「空気が読めない」とは、そもそも何が起こっているのか
chapter6 
・自分の考えを忘れて相手の話を聴いた方が、結局おもしろい会話になる
chapter 7 
・優れた聞き手は、「相容れない考え」に耐えられる
chapter8
・聞き上手は「なぜ?」という質問を使わない
chapter9
・最も生産性の高いチームは、全員の発言量が同じくらい
chapter10 
・優れた聞き手になるには、「自分の弱さを理解する」
chapter11 
・読書は自分をつくる
chapter12
・話に素直に耳を傾けるためには、冒険心がいる
chapter13 
・話のニュアンスも、脳は聞きとれる
Chapter14
・「聴くこと」は、最高の友情でもある
Chapter15 
・0.5秒以上の沈黙があると、人はそれを不満や罰だと解釈する
Chapter16 
・自分が聞き逃したと思った人間関係は、大抵手遅れ など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

118
以前から話のうまい人は人の話をよく聞いているということがいわれています。この本ではそのようなことを様々な場面での例を出してわかりやすく説明されています。若干分厚い本でひいてしまう人がいるのかもしれませんが読みやすいのでさらっと読めると思われます。人と多く接する人にむいていると思われます。2022/04/06

いっせい

62
誰かに話を聴いてもらえない事が、孤独を生む。“聴く”という作業は、人間に元々備わっていながらも、忘れ去られてしまった、高等な技術である。聴くことの大切さを平易な言葉を使いながら、深掘りした良書であるが、図書館の返却期限が来てしまい、読了できなかった。2022/07/24

よしたけ

62
私達は驚くほど相手の話を聞いていない。次に何を話そうか考え、半分うわの空で話を聞いている。心から相手に傾聴するだけで驚くほど会話の質が上がる筈。「聴くこと」は「何が重要か」を探り当てること。「この人はなぜこの話を私に聞かせているのだろう?」と常に自問。問いかけも相手を誘導せず素直な感情引き出す(うんうん、それで?どう思ったの?)得てして皆自分のこと話したがるが、自分のことはよく知っている。相手の考えや経験を聞き出して糧にする方が実りがある。自分自身との対話(独り言)も自らの考えを研ぎ澄ますのにもってこい。2022/03/05

TomohikoYoshida

47
聴くことに対するメリット、その聴き方をこれでもか、と解説した本。範囲がちょっと広すぎて頭に入りにくかった。困ったことが合ったら、それに対する章があるか調べて、あったらそこだけ読み直す、という使い方をしようと思う。でも、「人は聞き方が9割」くらいの厚さの本の方が使い勝手がいいかな。2022/05/23

ジョンノレン

45
コミュニケーションにおいて、ともすれば消極的サイドに置かれがちな、聞く或いは聴く事に焦点を当て、ジャーナリストとしての本人の経験やその道の先達等の様々な逸話や諸説をこれでもかと盛り込んだ著作。必ずしも精緻な分析に基づく訳ではなく、また全て的を得ているとは思わないが、自らの日頃のアプローチを振り返りつつ読むと、新たな発見や反省機会も与えてくれる。また対人コミュニケーションのみならず、心の声、沈黙、静寂等にも展開し、こちらも新たな気付き多数。冗長さ(500頁弱)に我慢も必要だが、人間関係の根幹にも触れる良書。2023/08/26

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