内容説明
世界の名画の「秘密」を名画自身が語りだしたら……!?《モナ・リザ》(ダ・ヴィンチ)「え? 私の手が異常に大きいって? ずいぶん失礼ね。これにはちゃんと理由があってね……」《ダビデ》(ミケランジェロ)「ゴリアテ(敵軍の巨人)と戦った時ですか?鎧は借りませんでした。この格好が楽なので……」作品たちの楽しい「おしゃべり」に耳をすませると意外と知らない「ウラ話」が聞こえてくる!▽《ミロのヴィーナス》の失われた腕は……▽「マネ」と「モネ」、その区別は?▽ピカソが「わけのわからない絵」を描くのはなぜ?▽伊藤若冲が編み出した「スゴイ技法」▽《裸のマハ》、彼女の名前は「マハ」じゃない!?レンブラント、鳥獣人物戯画、ゴッホ、ドラクロワ、風神雷神図屏風、ロダン、三日月宗近…この一冊で、絵を観るのも美術展も100倍楽しめる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
72
古今東西の美術作品を、それぞれの作品のつぶやきとして語っていく。元吉本興業の芸人さんだけあって、実に可笑しく面白い。それでいて、美術史のポイントは、しっかり押さえている。美術に敷居の高さを感じている人には入門書としていいかもしれない。一番笑ったのは、モンドリアンの作品を黄、赤、青の「抽象戦隊モンドリアン」なんて言って遊んでいたところ。美術は、それぞれの見方、それぞれの感じ方があっていいんだな。2022/11/26
ごいんきょ
18
良く知られている名画たち。 作品が語りかける蘊蓄。2021/11/14
しばこ
15
有名な名画について、お気楽に楽しめる入門書のような、雑学込みの解説本のような感じ。名画の中の人物?たちが自ら自己紹介のように語っているのがユニーク。2024/05/31
lovemys
9
知っていることがひたすら書いてあった。絵は小さいし、どの層向けなのかよく分からない。ジャンルは広く、バンクシーまで載ってたけど、wiki並みの内容。著者が楽しそうに描いているので、まぁ、いいかと思える軽い読み物。2022/06/13
m
5
もしも名画が自己紹介したら。読みやすくて面白かった。興味のない時代やとっつきにくい分野も、見開き2ページでこの語り口なら読める。ここで気になった絵や画家を掘り下げていけば完璧。2021/09/25