内容説明
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日本人はいかに「時」を創ってきたのか。
日本においてめざましく進歩した「時間」について、その歩みを人々の暮らしや産業と関連づけながら時代順にまとめた、日本初の「時間の歴史書」。
古来、人々は太陽や月の動き、季節の移り変わりで時の流れを感じていたが、いつからどのようにして時間を認識し、全国共通の時間を意識するようになったのか?また、日本を世界有数の時計生産国までに押し上げた時計産業が成し遂げたこととは?そして、原子時計や時間学など最新研究の現状は?
幅広い側面を持つ「時間」の歴史を、日本を代表する各専門家が リレー形式でつなぐ。
1章・飛鳥~改暦までの時計製造と時代背景(国立科学博物館名誉研究員・佐々木勝浩)
2章・改暦~大正・時間に対する大きな意識変化(明石市立天文科学館館長・井上 毅)
3章・昭和~令和・時計生産大国への道(時計専門誌『クロノス日本版』編集長・広田雅将)
4章・時間計測の最新研究(情報通信研究機構主席研究員・細川瑞彦)
5章・天文学&時間学から俯瞰する時間(山口大学時間学研究所所長・藤沢健太)
※この作品はカラーが含まれます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
11
「時の記念日」制定100年を記念する展覧会をきっかけに執筆された本(共著)。季節によって昼の一刻と夜の一刻が異なる不定時法を採る江戸時代に「不定時法自動化機構」を備えた時計が製作された(p63)ことは、当時のからくり技術の高さを伺わせる。明治・大正・昭和と時代を経るにつれ、時間意識が「時」「分」「秒」と細かくなり、合わせて時計が普及していったことが分かる。なお、太陽太陰暦から太陽暦への切替について「1872年12月3日を新暦の1873年1月1日とし」(p49)とある箇所は、元号を用いないと意味が通らない。2021/11/18
Go Extreme
2
飛鳥~改暦までの時計製造と時代背景 改暦~大正・時間に対する大きな意識変化 昭和~令和・時計生産大国への道 時間計測の最新研究 天文学&時間学から俯瞰する時間2021/08/30
果てなき冒険たまこ
1
時の記念日100周年を記念して発行された本。 原子時計の開発経緯はちょっとめんどくさかったけどそれ以外はとても面白い。 ただ個人的に腕時計しない人なんで時計好きの気持ちは分かんないけどね。2021/09/03
takao
0
ふむ2021/12/12
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