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内容説明
悲観的行動が運を呼び込む
目の前の幸運をけっして逃さない――
「今回は運が悪かっただけ」「あいつはラッキーなだけで実力じゃない」。 誰しも少なからず、そのようなこと思ったことがあるのではないか。就職、ビジネス、恋愛、宝くじ、カジノ、そして投資。「ツキ」はいたるところに見え隠れする存在だ。だが、本当に目に見えない流れは存在するのだろうか。そして、ツキはコントロール不能だからと諦めるしかないのか。そんな人生の難問に答えるのが本書である。
本書が追及するのは、人生のどんな局面においても変わらず使える方程式である。つまり、誰もが不運を遠ざけて、幸せになるためのものである。そのためには、人とのつながりや自分自身の考えや行動が重要になる。
具体的な方法。それは――1)人間関係を広げる努力を惜しまない。2)事実の重なりや経験からくる直感をはたらかせる。3)チャンスを逃さず勇気ある決断を下す。4)間違ったとわかったらすぐに撤退する。5)事前に悲観的推測に基づいて行動する。――の5つである。
幸運はいつ訪れるかわからない。ならば、その幸運がくる確率を上げ、そのときにしっかり使める体制にしておく必要がある。多くの人を幸運に導いてきた本書が、その方法を教えてくれる。
※本書は『ツキの科学』(PHP研究所)を改題・再編集して復刊したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かも
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★★★★☆胡散臭いタイトルだが至極真っ当な内容。前提として、本書の「ツキ」「運」はラッキーや宝くじ当選ではなくチャンスや機会の類のことで、その定義は「人間の手で操作・制御することが不可能に見える事象」。宝くじやルーレットに当たった人ではなく、ふとした出会いや人からの紹介やリスクを取った行動により成功した人が「運が良い人」である。本書は運を論じる内容だが、運に先立つものとして日々の努力や綿密な計算を挙げているのがキモ。できるだけ論理や計算で考え、それでも決まらない場合にだけ運が役立つとしている。まずは努力。2021/05/02