内容説明
不気味なお化け屋敷へようこそ。
毎年10月になると町で開催される「お化け屋敷コンテスト」。
優勝をねらう少年ケヴィンは、コンテストの準備中、屋敷にあった真っ白なドレス姿のマネキンをこわしてしまう。その日から、ケヴィンの周囲で不可解な、おぞましい出来事が次々と起こるように……。
必死で怖くないと自分に言い聞かせながら、ついに迎えたコンテスト当日。ケヴィンとその仲間たちは、そこで自分たちが取り返しのつかないことをしたのだと知る――。
ベストセラー作家が手がける、〈こども向け本格ホラー〉です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
90
児童書。子供向けホラー。お化け屋敷作りに情熱を傾けているケヴィンは、親友のジュリーとタニーシャと3人で《ブラッディー・バンシーズ》というチームを組んでいる。10月のハロウィンイベントで、地下一階、地上三階建ての屋敷を舞台にしたお化け屋敷コンテストに出場する。去年ライバルのパトリシアに負けて今年こそは勝ちたいケヴィンは、いわく付きの花嫁衣装を着たマネキンを飾ろうと計画する。しかしそのマネキンは「本物」で、ケヴィンは花嫁の幽霊に取り憑かれる。いよいよ本番の日、屋敷に閉じ込められた子どたちは恐怖の体験をする。2023/07/31
マツユキ
14
主人公ケヴィンは、毎年町で行われるお化け屋敷コンテストに夢中。去年は優勝を逃した事で、チームメイトも張り切っている。会場となる館の地下室に花嫁のマネキンを見つけるが…。主人公に起こる不気味な現象と、優勝へのこだわりに、どきどき。あ、そうなっちゃうんだ。行動力のある子で、頼もしい。最後は、どう解釈したら良いのか…。お話に関係ないけど、チームメイトもライバルも女の子、パパは二人というのが、珍しい。2021/11/27
れい
7
【図書館】ピクサーとかでアニメ化できそうな感じ。しかも、敵が味方に、しかも主人公の能力を認めるがゆえに意地悪をしていたと告白、更に主人公が正しい道を選択できるなど、とっても正しい児童書(笑)怖くても、ちゃんと戻ってこれるところも、いいなぁ。2021/09/19
GOTI
4
★なぜ本書を手にしたのか定かではありません。小学校高学年から中学生向けのホラー小説でした。ケヴィンたちが住む町では毎年10月に廃屋でお化け屋敷コンテストが開催される。昨年はライバルであるパトリシアのルール破りによって優勝を逃した。雪辱を期すケヴィンは準備の最中、地下室にあったドレス姿のマネキンを壊してしまう。そのマネキンには曰くがあり、ケヴィンの周りでおぞましい出来事が起こるようになる。そしてコンテストの当日、恐ろしい事態に!最後の一行が怖いかも。 2021/11/01
ケロたん
1
YA向けホラー。花嫁姿のマネキンのいわくまでは良かったけど、その後が活劇になってます。対象がYAだから仕方がないか。2021/11/23