河出文庫<br> そこにいるのに 13の恐怖の物語

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河出文庫
そこにいるのに 13の恐怖の物語

  • 著者名:似鳥鶏【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 河出書房新社(2021/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309418209

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内容説明

撮ってはいけない写真、曲がってはいけないY字路、見てはいけないURL、剥がしてはいけないシール……怖い、でも止められない。本格ミステリ界の旗手による初のホラー短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mihya

73
ホラー短編集。似鳥さんなのに注釈がない!!まあ注釈があったらホラーにならないんだけど。 撮ってはいけない、曲がってはいけない、探してはいけない、思い出してはいけない…。何の因果もないけど、やっちゃったがために…。じゃあ、どーせーっちゅーねん! 「後にそれは」がSFっぽくて好き。「労働後の子供」にはやられた。 あとがき読んで、いつもの似鳥さんでホッとした。思えば、以前は天井に依子さんがいたよね。2023/08/27

如水

52
作者初?(理由あって冬に出るは…ミステリ?若干と言うかオチはホラーだったと思うが)のホラー短編集。『13』の話で構成されていて最初の「瑠璃色の交換日記」はゾワッとしましたが…ど~しても僕が作者の作風に慣れてしまっているのか『メッチャホラー!』と言う感じにはならなかったのです。ただ、いつもより短編なのでサクサク読めると言うのは良い所です。しかし…冒頭、13編及びあとがきに共通で出て来るくまのぬいぐるみ『クママリ』…ヤツは一体何者?あ、あれか?2021/08/21

なっち

44
単行本で読んですごく気に入ったので購入。表題タイトルはそのままだけど、各話のタイトルを全部変えている…なんで?単行本のままの方が不穏な感じがして良かったのに。『六年前の日記』→『瑠璃色の交換日記』、『なぜかそれはいけない』→『後にそれは』、『痛い』→『オンライン中』、『視えないのにそこにいる』→『終わりの日記』。2021/06/18

Kazuko Ohta

43
ホラーが苦手です。AKB48の『未成仏百物語』を観た折、画面を直視するのが怖くて目を瞑ったらそのまま爆睡。エンドロールのお経で目が覚めました。本の場合は観ないわけにはいかないから、怖さを消すために酒の力を借りる。非科学的ではない第1話にいちばんゾクッとしましたが、ほかの話も酔っぱらってから読んで正解。パソコンやネットも上手く取り入れた今時の怪談です。著者本人も怖がりとのこと。怖がりのほうが怖い話が書けるという説は本当かも。だけど自滅はしたくない。で、クママリって何さ。知っている気がしてきちゃったよ(泣)。2021/09/22

うまる

34
あぁイヤだ、こんな状況ムリだわ、と思いながらも読むのがやめられないホラー短編。似鳥さんに注釈がないなんて!本気で怖がらせに来てるなと思いました。ゾクビクする話の中、してやられたのが「労働後の子供」。これマジ泣きしたわ。作者の思うツボな読者で、なんかくやしい…。各話、クママリがどこで出てくるのかも面白い所でした。またホラーやってほしいな。2023/03/31

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