内容説明
世界中を歩き、酒場で煙草を片手に飲み明かす。随筆の名手の、深く、おいしく、時にかなしい極上エッセイを厳選。「瓶のなかの旅」「書斎のダンヒル、戦場のジッポ」など酒と煙草エッセイ傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
晴@読書の秋
3
お酒と煙草を愛した開高健の少年時代に味を知ったバクダンとシケモク、中国で出会った珍酒の話などなど興味深い内容ばかりでした。ちなみに書影の開高さんがかっこいい!2023/10/20
青
3
ちょっとずつ、ちょっとずつ読んでいた開高健さんの、お酒とタバコに関するエッセイ。電車などでぱらぱらと読み進めていたので、読了まで2〜3ヶ月ほどかかりました。 表紙のお写真、メガネがとても似合っていて素敵です。 お酒もタバコも嗜まない人間が、時代も全然違う人のエッセイを読みましたが、雰囲気がとても好きでした(嗜むつもりはないですが…)。昔の雰囲気が残る作品が、内容が全て理解できるかどうかは置いておき好きなので、この人のエッセイはかなり好きな方でした。他の作品も少しずつ読んでいきたいです。2022/08/28
おはぎ
3
筋金入りの酒と煙草好きエッセイ。タバコと違いパイプはひとりきりで吸うもの、ライターを落とすことはあっても拾うことはないという不思議も面白い。フィクションとノンフィクションについて書かれた「すわる」という章がとても印象深かった。開高健さんの語彙と表現力はやはりすごいなぁ。2022/03/21
IysKG213
1
同じ話が何回も出てくる。 エッセイ"傑作選"なのでしょうがないと思う部分あり、そこが微笑ましい部分でもあり、という感じ。 個人的にもそこを含めて好ましく読んでしまう。 雰囲気が嫌じゃないんだろうな。 とりあえず、開高健と言えば酒のイメージだったが、それより煙草にかける思いの方が強そうに感じた一冊。 それにしても書影の写真よ、開高健と言えば太った印象しかないので、誰これ状態(笑)2024/04/03
ジスカールデスタン
1
今じゃ一本1000円だけど昔はホワイトホースも高かったんだね…2022/05/07