内容説明
エイリアンは本当に存在するのか、もし会ったらどうなるか? 地球外知的生命の探求とは「われわれは何者か」を問うことでもある。心理学・人類学・歴史学まで駆使する宇宙科学の最前線!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙新潮部
52
SETIを中心に解説しています。これまで宇宙からの人為的な電波をとらえるものとざっくりと考えていましたが熱赤外線の探査などバリエーションは広がっているようです。ガルダシェフ・スケールにある通り、太陽(恒星)エネルギーをフルに使うほど文明が発達すると光のうちエネルギーの余剰部分を感知できる可能性がでてきます。たかだか数千年の人類の文明の歴史から推し量る難しさも感じました。2025/05/09
おだまん
11
三体の副読本。やっぱり理論は難しいけど三体がいかに現実の最新科学に基づいているかがよく分かりました。暗黒森林、本当にありそうでちょっと怖くなります。あとコンタクトは再読したい。2025/05/19
伝奇羊
10
SETI(地球外知的生命体探査)について8つの観点(1.動機、2.知的能力、3.居住環境、4.探査方法、5.銀河帝国存在の可否、6.双方を隔てる壁としての時間、7.コンタクトが引き起こす問題、8.未来のSETI)から論じている。注釈が山のようにあり全ては追いきれなかった。SF作家やその作品、異星人が登場するTVドラマなども頻繁に登場するので知っているとより楽しめる。「三体」を読んでSETIが気になり手に取ったのだが、特に「積極的に情報を発信するMETIのリスク」について触れた7章は特に興味深かった。2024/07/05
jackbdc
9
テーマは興味深いが読みにくさに耐えられず斜め読み。考えたこと5つ、1.2つの異なるアプローチ:見つけようとするSETI(受動的)とシグナルを送ろうとするMETI(能動的)がある。2.宇宙人の利他行動:地球生物の行動原理で正しく捉える事が出来るのだろうか疑問。3.リスク:宇宙人とのコンタクトが結果的に害悪となるリスクの重さや起こりやすさを正しく見積もるのは難しそう。4.利得:好奇心を満たす以外の利得を合理的に見積もるのは困難。5.現状では巡り合える蓋然性が低過ぎてリスク管理甘めが許容される感じなのかなあ。2022/03/06
Hiroo Shimoda
8
宇宙からのメッセージ、宇宙へのメッセージ、三体を思い返しながら読んだ。2021/08/14
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