あなたを愛しているつもりで、私は――。 娘は発達障害でした

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あなたを愛しているつもりで、私は――。 娘は発達障害でした

  • 著者名:遠宮にけ【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 宝島社(2021/08発売)
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  • ISBN:9784299019868

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内容説明

【第8回ネット小説大賞受賞作】深町夕子の娘、七緒は発達障害――自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断された。最初は、大人しくて賢い子なのだと思っていたけれど、だんだんと七緒は、奇妙なこだわりが強く、他者に興味を持たずコミュニケーションが苦手だということがわかってきた。「発達障害」だという診断を受けて、夕子は七緒を障害児も受け入れる幼稚園のプレクラスへと通わせることに。しかし七緒は周囲と馴染めず、問題が続いていき……。「七緒はどうしたら“普通”になることができますか……」娘との関係、夫との関係、ママ友との関係、自分の母との関係。“普通とは違う娘を抱えながら悩み抜いた、母親の物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

117
子どもの発達障害の苦しみだけでなく、母親の心の闇まで出てくるので、なかなか読んでいて苦しくなります。しかも理解してくれているようで、追い詰めてくるママ友や、妹とも心が開かれていない苦しみも感じます。正直、発達障害の子がどう感じているのかも気になります。2023/07/18

sayuri

83
胸が締め付けられる。でも最後まで読まねばいけないと思える作品だった。ノンフィクションの様なタイトルだが発達障害の娘を持つ母親の苦悩と葛藤をとことん描き切った物語だ。発達障害についてはある程度知っているつもりだった。だが本作を読んで知っているつもりと本当に理解している事の差を歴然と感じ自分の無知に呆れてしまう。外見からでは分からない障害ゆえ、周りの人達の対応は冷酷だ。発達障害と分かっていながら辛辣な言葉を投げるママ友。明らかないじめ。人間の悪意に悲しくなる。理解を深める為にも多くの人に手に取って欲しい一冊。2022/01/10

モモ

63
子どもが発達障害、家族の葛藤と成長の話。両親の機嫌ばかりを気にして、反抗期がもてなかった夕子。自分に対しても発達障害の娘・七緒に対しても自己肯定感が持てない様子が読んでいてつらい。謝らなくてもいいのに謝ってしまう夕子に夫が「娘に障害があってごめんなさいか?」と諭す場面が良かった。発達障害がある子が周りに合わせるのではなく、周りがその子に合うように環境を作っていけたらいい。まだ幼いのに下に兄弟が生まれたから何でも我慢しなければならない”お姉ちゃん”にさせられた香澄もつらい。いろいろ考えさせられる一冊でした。2022/02/20

アクビちゃん@新潮部😻

56
【図書館】読友さんのレビューから。発達障害と診断された、娘の育児のお話し。この本は、全てのお母さん、お父さんに育児書よりも読んで欲しい!もし障害児を抱え思い詰めている人は、少し気楽になると思う。そして、私は関係ないと思ってる人こそ読んで、親の気持ちなどをこの本から学んで欲しい。普通ってなんだろう?! 普通でなければ可哀想なの?! 誰が可哀想なの?! そんな事が頭の中をぐるぐる、ぐるぐると〜。色々な普通じゃないが世の中に溢れ、それが普通になりますように。2022/05/09

えりこんぐ

46
娘の七緒が発達障害と診断された夕子。お願いだから『普通』になって!と苦しむ姿に心が痛む。お母さん、って子供に必要とされたいんだよね。頑張れる原動力がそこだから余計につらい。お母さんたちみんな、本当に頑張ってるよ。【積読23】2023/03/28

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