内容説明
沖縄本島中北部にあたるやんばるは、世界的にも珍しい湿潤な亜熱帯雨林だ。世界自然遺産に登録されることが濃厚とされている。やんばる写真の第一人者である写真家と、生物の進化理論を一般に説く手腕で名高い生物学者がタッグを組み、ユニークな生物を紹介。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
109
やんばるとは沖縄島北部のやんばる(山原)のこと。その魅力を主に生物学の視点から紹介されている。(本書より)この本を読むまで言葉は知っていたがどんな意味なのかそしてやんばる固有種が多いことを知った。ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネ、ノグチゲラ、オキナワトゲネズミ他。すでに絶滅寸前の生物もいるようだ。自然遺産の登録は確かに大切だ。しかしその保護という面では不十分なところも多いと感じた。やんばるにはこんな生き物がいる図鑑という読み方をしたが詳しい解説もあるので興味のある方はおすすめ。図書館本2021/08/14
はるま
9
普段はあまり手にしないカテゴリの本 そう先日、沖縄に行きまさしく国頭村のホテルに宿泊した時にロビーに陳列されていて思わず買い求めた なんと共著のお一人の湊さんという動物写真家の直筆サイン入りです フロントの方いわく、よくこちらにもお見えになるんですよとのこと 実に40種の鳥、昆虫、動物、植物が貴重な写真と共に解説がまるで、図鑑のように紹介されていて、有益でした そう僕もその宿泊した夜と明朝に、ヤンバルクイナに遭遇したんだよね(逃げ足も早く写真に収める余裕すらなくってね)やんばるの自然遺産大切にしたいね2024/07/16
とびを
6
図鑑読んでいるみたいだった。 ちょっとイメージと違かった。 もっと世界遺産の話になるのを期待したんだけど
noko
3
沖縄のやんばるエリアは自然が多い。国立公園にも指定されている。沖縄にしかいない固有種も沢山いる。なぜ固有種が多いのか?それは古代は、大陸の陸続きだった。切り離された後に、水面の上昇などで沖縄の殆どが水没したりを繰り返したが、やんばるだけは一度も水没しなかった。太古に大陸から来た生物が取り残され、長い時間かけて独自に進化した結果である。ヤンバルクイナ、ヤンバルテナガコガネは有名どころだが、他にも固有種がいる。オキナワトゲネズミは最も会えないだろう生物とある。夜行性で今は殆ど居ないらしい。絶滅を食い止めよう。2024/03/15
志村真幸
3
最初に「やんばる」についての概説。それから固有種、種分化、擬態、サイズ変化、謎解き中、と5章に分けて解説されていく。ヤンバルテナガコガネ、ヤンバルクイナ、オリイオオコウモリ、ハナサキガエル、コノハチョウ、ヒメハブ、カラスバトなど40種ほどがとりあげられている。 各種につき数ページずつ。カラー写真と解説で構成してある。長年にわたって調べてきた成果が惜しみなく提供されており、貴重な一冊だ。 生息地や、実際に見かけたときの状況、ここ数十年での生息地の拡大・縮小など。未検証なデータや見込みといったのも。2024/03/07
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