河出文庫<br> ドーナツ経済

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河出文庫
ドーナツ経済

  • 著者名:ケイト・ラワース【著】/黒輪篤嗣【訳】
  • 価格 ¥1,397(本体¥1,270)
  • 河出書房新社(2021/07発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309467351

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内容説明

経済成長なき未来をどう生きるか? ――環境問題や貧困問題を解決しながら、幸福な社会を提案する〈まったく新しい経済モデル〉!『人新世の「資本論」』の斎藤幸平氏推薦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

たま

62
斎藤幸平『人新世の資本論』、ジェイソン・ヒッケル『資本主義の次に来る世界』に続き、『ドーナツ経済』を読んだ。斎藤さんはマルクシズム、ヒッケルさんはアニミズムを脱成長の梃子に据えており、納得しかねる面も多かったが、この『ドーナツ経済』はイデオロギーにこだわらず、より包括的に現状を俯瞰し新しい経済像を提示おり、とても参考になった。21世紀になってから異常気象、戦争、格差拡大が止まらない。社会システムの見直しが本当に急務だと思う。2023/09/12

ショア

17
超訳 既存の経済理論は設計がバグってる。環境とか資源とか生物とか幸福度とか無視して利益最大化株主還元ーなんて、自己都合想定外理論 で311の福島第一と同じ。GDPとかクソの役にも立たん。人新世の持続社会論。著者はイギリス経済学者。地球環境・資源の限界の中でどのように持続可能に生きていくべきか。既存の経済成長モデルに依存せず豊かで幸福な社会は築けないものか。新しいドーナツ型の経済モデルを提唱。成長を目的とすることほど愚かなことはない。何のため?誰のため?誰がコストを払う?地球の代償は?どこで満足するのか?2022/03/14

KUMAPON

8
『グッド・アンセスター』を読んで気になっていた1冊。文庫化されていると知り手に取った。右肩上がりの成長を絶対視する古い経済学が地球を人の住めない星にしようとしていると警告。「わたしたちは間違いなく、成長とはちがうものを必要としている」という著者の言葉には同意しかない。ドーナツの絵に象徴される新しい考え方は現時点でほぼ最善の解のように思えるが、この考え方が主流になるときは来るのだろうか。そしてそれまで地球は保つのだろうか。毎日のように流れている猛暑や豪雨のニュースを見るたび悲観的になるのを止められない。2023/07/01

koke

8
『人新世の資本論』は新書としては厚いが、それでも具体例を入れる紙幅がなかった。一方、本書は多くの事例を紹介しつつ新しい経済の構想を述べている。おかげでようやく、持続可能な社会というものがいくらか現実味をもってイメージできてきた。 それにしても、分配の再設計や成長依存の克服など、課題は満載で暗い気分にもなる。だが著者は結びで、我々は経済を作り替えていけると励ましてくれている。 なお、訳者は経済学者ではない。正統派経済学からのリアクションが気になるところ。2021/11/19

kamekichi29

4
成長することによって繁栄するという現在の資本主義の限界とそれに変わる、到達点がありそれを維持することによって繁栄する、ドーナツの中でまわりながら継続していくイメージの経済のビジョンについて。2025/03/13

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